山下公園、横浜中華街、赤レンガ倉庫......多くの観光名所が点在する華やかな街、神奈川県横浜市。370万人超という日本一の人口を誇るメガシティでありながら、住みやすさにも定評がある生活にも便利な街です。

地元民があげる住みやすさの理由の一つが「買い物に便利」ということだそう。おしゃれで値が張るものもあるけれど、安く賢く日々の買い物を楽しめる”庶民派”な場所もたくさんあるのが横浜の魅力。実は「工場直売所」が多いという横浜でクラフトチョコレートや中華食品などの直売所を訪れてみました。良品がお得に買えるおすすめ店と、買うべきものをご案内!
» 1/JA直売所で朝採れフレッシュ野菜や地元店の手づくり豆腐
» 2/横浜発チョコ専門店の切れはし生チョコと超濃厚アイス
» 3/中華食品卸売りでプロの味のむっちり焼売と生餃子
» 4/明治初期創業の製茶問屋で破格のまかない茶とお茶スイーツ
1/JA直売所で朝採れフレッシュ野菜や地元店の手づくり豆腐

野菜、果物、米、卵、豆腐、肉、加工食品、生花などがずらりと並び、スーパーマーケット感覚でお買い物ができるJA横浜の直売所「メルカートかながわ」。地元で採れた食材を中心に、平日は20名程、週末は多い時で30名程の地元生産者から仕入れているそう。横浜駅から車で10分程の立地で、お出かけついでに買い物もしやすい地元民の台所です。


店内に一歩踏み入れると、そこは心はずむ食の宝庫。にんじんやトマト、白菜といったお馴染みの野菜から、もみなと呼ばれる葉っぱを味わう大根やもみじスティック(外皮も内部も真っ赤な大根)などあまり見かけない野菜まで!


驚くべきはその価格で、立派なキャベツが1玉で300円前後、ブロッコリーも300円前後です。取材をしたこの時期は野菜価格の高騰が著しく、前日に都内で購入したブロッコリーはもっと小さくて450円でした。


豆腐コーナーにもぜひ注目を。全国豆腐品評会で入賞経験のある「よこはま豆腐工房」の国産大豆にこだわった絹や木綿、おぼろ豆腐、がんもどき、生揚げなどが並びます。豆腐は凝縮された大豆の甘みを感じられ、醤油をかけるのがもったいないほどそのままで美味しい。


店内には「旬で美味しいですよ」という店員の方々の声が響き、聞いているとその日のおすすめがわかります。その助言を頼りに買い物をしたり、調理のワンポイントアドバイスが書かれた商品POPを見ながらあれこれ品定めするのも楽しい。この日のおすすめは、もうすぐ旬が終わるというキウイでした。
「メルカートかながわ」で買うべきもの、その答えは”現場の声”に。単なる食材の買い出しだけではなく、珍しい野菜や旬の果物、その日の美味しいものとの出会いに期待が膨らむ場所です。

メルカートかながわ
住所:横浜市神奈川区神大寺2-19-15
営業時間:8:30-17:00
定休日:毎月第2火曜日、年末年始ほか
電話番号:045-481-3913
公式HPはこちら
2025.03.15(土)
文=上野 郁