一流モデルのケンダル・ジェンナーに人気アーティストのマルーン5、俳優のジョージ・クルーニー、バスケの神様マイケル・ジョーダン。彼らの共通項が「自分のテキーラブランドをプロデュースしている」ことだと知る日本人は、どれだけいるだろう?

 日本でテキーラというと「罰ゲーム」や「一気飲み」のアブナイお酒というイメージが根強いが、それは大いなる間違い。ここのところ日本各地で開花が相次ぐ神秘の植物「アガベ」を100%使って作られたプレミアムテキーラは、海外ではセレブを魅了するセレブレーションドリンクへと進化している。

 また、アガベといえば「アガベシロップ」が思い浮かぶ人もいるかもしれない。テキーラと同じ植物・アガベから作られた天然の甘味料で、低GIでダイエット中でも安心、かつクセがないのであらゆる料理に使える便利なシロップ。最近では銀座の高級すし店でシャリにも使われているらしい。

 一方、植物好きの間では、アガベはユニークな観葉植物として愛でられている。1鉢あたり数万円するものもあり、おだやかな成長速度や個性的な形が人気で、ファッション業界にもファンが多いという。

 このようにアガベにはいろんな魅力がある。じゃあ「アガベくくり」でアガベを楽しんじゃおう!というイベントが、メキシコ大使館後援のもとで2022年から開催されている。その名もアガベサミットだ。

2024.09.02(月)