この記事の連載
ストーリー形式で生原稿が!
アナログ原稿ならではのホワイト修正やトーンワークといった、生原稿ならではの迫力、美しさが感じられます。漫画という日本が誇る表現がいかに繊細で美しいものかが伝わってきます。髪の毛の表現が細かすぎる……!
なお、この部屋の上部にはコミックスの表紙やクロウカード、モコナなど、さまざまな装飾が施されていますので、お見逃しなく!
激動の時代を感じるコーナーも
『東京BABYLON』のコーナーでは、ノストラダムスの大予言やダイヤルQ2が登場する回、外国人に対する偏見に苦しむ女性を描いた話があります。
CLAMPのデビューはバブルが弾け、消費税が導入された平成元年。阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件が起こり、携帯電話が登場と、平成から令和は、目まぐるしく日々が変化してきました。激動の時代を反映し、常に時代の波を感じながら、常に新たな表現を模索してきたことがわかります。
2024.08.25(日)
文=宇野なおみ
撮影=三宅史郎