父の娘というのは、良妻賢母のこと、すなわち「妻」と「母」の役割をしっかり果たす「自分」なしの女性。自分がないわけではないけれど、自分を殺して生きているから、十二分に自分を生きられなくて、意地悪になったり、娘の邪魔をしたりする。

※議員時代の苦悩や35歳での一軒家購入、現在のシニアハウスでの暮らしやおひとりさまの老後について語った対談全文は、『週刊文春WOMAN 2024夏号』でお読みいただけます。

撮影=釜谷洋史/文藝春秋

たじまようこ/1941年生まれ。英文学・女性学研究者、書アート作家、シャンソン歌手。元法政大学教授、元参議院議員。津田塾大学大学院博士課程修了、2度のイギリス留学。女性学研究者としてマスコミで活躍。2024年9月に文春新書より新刊を刊行予定。

わだしずか/1965年生まれ。相撲・音楽ライターにして、政治ジャンルで『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』『選挙活動、ビラ配りからやってみた。「香川1区」密着日記』『50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと』(左右社)の3冊を上梓。

週刊文春WOMAN Vol.22 24年夏号(文春ムック)

定価 715円(税込)
文藝春秋
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2024.06.27(木)
文=和田靜香