この季節、この場所でしか見ることが出来ない景色を見に、出かけてみませんか。

 青い海と空が眩しい夏らしさ全開のビーチ、気持ちのいい風が吹く避暑地、そしてお祭りや花火など夏ならではのイベント……。日本全国にはまだ見ぬ夏の魅力がたくさんあなたを待ち受けています。

 「いつか」ではなく、夏休みの旅行の参考に。兵庫の夏の絶景・風物詩10選をお楽しみください!

» #01 清瀧洞門
» #02 須濱神社
» #03 若人の広場公園
» #04 慧日寺
» #05 慶野松原の夕日
» #06 新舞子浜
» #07 うへ山の棚田
» #08 兵庫県立大学 西はりま天文台
» #09 シワガラの滝
» #10 五色塚古墳

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆清瀧洞門

 日本海版の「青の洞窟」といわれる清瀧洞門。

 海外に匹敵する透明度を誇る青い海と、何千万年もの時をかけてつくり上げられた、切り立つ岸壁や多種多様な地質・地形が織りなす光景は、中に入った人のみが見ることのできる絶景だ。

 海上からしかアクセスできない「清瀧洞門」は、もともと洞窟だったが、最奥部の天井が抜け落ちて、陽光が差し込むようになった。洞門を入ると天井からシャワーのように日差しが降り注ぎ、海面がさらに碧く反射する。

 観る角度によりエメラルドグリーンだったりコバルトブルーだったりと、透明度抜群の海景色は、日本とは思えないほど。

清瀧洞門(せいりゅうどうもん)

所在地 兵庫県豊岡市竹野町竹野17-22
https://sanin-geo.jp/play/spots/清瀧洞門(せいりゅうどうもん)/

◆須濱神社

 姫路市林田町の山麓にある西池(鴨池)に鎮座する須濱神社。江戸時代のはじめに築造された、ため池にぽつんと佇む小さな神社で、池の水面に爽快な夏空や周囲の緑が映し出されると、まるで空に浮かんでいるかのような幻想的な光景が広がる。

 1617年、林田藩祖・建部政長が干害を防ぐために水を引き、水の神「市杵島姫神」を祀ったのがはじまりとされる。商売繁盛、安産祈願、航海安全などのご利益があるとされているので、ぜひ参拝したい。

 水面に浮かぶ社殿へと、まっすぐ延びる道は、まるで別世界へと誘うアプローチのよう。近年ではSNS映えスポットとして、多くの観光客が訪れている。

須濱神社(すはまじんじゃ)

所在地 兵庫県姫路市林田町中構344
https://www.himeji-kanko.jp/spot/268/

2024.07.20(土)
文=CREA編集部