この季節、この場所でしか見ることが出来ない景色を見に、出かけてみませんか。

 青い海と空が眩しい夏らしさ全開のビーチ、気持ちのいい風が吹く避暑地、そしてお祭りや花火など夏ならではのイベント……。日本全国にはまだ見ぬ夏の魅力がたくさんあなたを待ち受けています。

 「いつか」ではなく、夏休みの旅行の参考に。沖縄の夏の絶景・風物詩10選をお楽しみください!

» #01 甑島のカノコユリ
» #02 百合ヶ浜
» #03 長崎鼻灯台公園とひまわり畑
» #04 豊玉姫神社の水車からくり
» #05 猿ヶ城渓谷のキャニオニング
» #06 黒潮の森 マングローブパーク
» #07 沖永良部島 銀水洞
» #08 六月灯
» #09 浦田海水浴場
» #10 唐船峡そうめん流し

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆甑島のカノコユリ

 「カノコユリ」は、花弁に鹿の子のような模様があることから「鹿の子百合」との名が付いたユリの花。ピンク色の花弁が大きく反り返るのも特徴だ。

 薩摩川内市の市花でもあるこの花は、古くから甑島民に親しまれており、自生密度日本一ともいわれ甑島全域で見ることが可能。特におすすめなのは下甑島の「鳥ノ巣山展望所」で、開花時期になると一面に咲き広がるカノコユリの群生を見ることができる。

 さらに、背景に広がる紺碧の海とのコントラストもすばらしく、県内最長となる1,533メートルの「甑大橋」も一望することができる。

見ごろの時期:7月下旬~8月頃

甑島のカノコユリ(こしきしまのカノコユリ)

所在地:鹿児島県薩摩川内市甑島(甑島全域)
https://satsumasendai.gr.jp/spotlist/43983/

◆百合ヶ浜

 与論島の大金久海岸から約1.5キロメートルの場所にある「百合ヶ浜」。春から秋にかけて大潮の干潮時にのみ姿を現すことから、「幻のビーチ」と呼ばれている。

 エメラルドグリーンに輝く透明度抜群の海と、真っ白な砂浜は「楽園」のようだと評判。百合ヶ浜へはグラスボートで行くことができ、乗船中にも船底のガラス窓から色鮮やかな熱帯魚やサンゴ礁を楽しめる。

 ちなみに、この砂浜で年齢の数だけ星の砂を拾うと幸せになれるという言い伝えがあるそうだ。訪れた際には探してみてはいかがだろうか。

見ごろの時期:春から秋にかけて

百合ヶ浜(ゆりがはま)

所在地 鹿児島県大島郡与論町
https://www.yorontou.info/spot/5112.html

2024.07.08(月)
文=CREA編集部