この季節、この場所でしか見ることが出来ない景色を見に、出かけてみませんか。

 青い海と空が眩しい夏らしさ全開のビーチ、気持ちのいい風が吹く避暑地、そしてお祭りや花火など夏ならではのイベント……。日本全国にはまだ見ぬ夏の魅力がたくさんあなたを待ち受けています。

 「いつか」ではなく、夏休みの旅行の参考に。沖縄の夏の絶景・風物詩10選をお楽しみください!

» #01 黒潮の森 マングローブパーク
» #02 百合ヶ浜
» #03 長崎鼻灯台公園とひまわり畑
» #04 豊玉姫神社の水車からくり
» #05 猿ヶ城渓谷のキャニオニング
» #06 甑島のカノコユリ
» #07 沖永良部島 銀水洞
» #08 六月灯
» #09 浦田海水浴場
» #10 唐船峡そうめん流し

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆黒潮の森 マングローブパーク

 手つかずの自然が多く残る奄美市の中でも、ぜひおすすめしたいのがマングローブの森。

「黒潮の森マングローブパーク」は、アカヒゲ・ルリカケスなどの国指定の天然記念物や、特別天然記念物のアマミノクロウサギが生息する、水と緑に囲まれた自然豊かな住用(すみよう)町にあります。奄美空港から車で70分ほどのこの場所では、カヌー体験をはじめ、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。

 国立公園特別保護区に指定されている雄大なマングローブ原生林は、太平洋に面した住用湾の河口に広がっていて、特に干潮の時間帯にはさまざまな動物たちが姿を現します。マングローブのトンネルはとても神秘的で、貴重な動植物たちを間近に見ながらのカヌー体験はかけがえのない体験に。

黒潮の森 マングローブパーク(くろしおのもり マングローブパーク)

所在地 鹿児島県奄美市住用町石原478番地
https://www.mangrovepark.com/

◆百合ヶ浜

 与論島の大金久海岸から約1.5キロメートルの場所にある「百合ヶ浜」。春から秋にかけて大潮の干潮時にのみ姿を現すことから、「幻のビーチ」と呼ばれています。

 エメラルドグリーンに輝く透明度抜群の海と、真っ白な砂浜は「楽園」のようだと評判。百合ヶ浜へはグラスボートで行くことができ、乗船中にも船底のガラス窓から色鮮やかな熱帯魚やサンゴ礁が楽しめます。

 ちなみに、この砂浜は星のような形をした星の砂でできていて、年齢の数だけ星の砂を拾うと幸せになれるという言い伝えがあるそう。訪れた際には探してみてはいかが?

見ごろの時期:春から秋にかけて

百合ヶ浜(ゆりがはま)

所在地 鹿児島県大島郡与論町
https://www.yorontou.info/spot/5112.html

2024.07.08(月)
文=CREA編集部