◆武雄のあかりめぐり

 武雄のあかりめぐりは、夏から晩秋にかけて武雄市の各所で開催されるライトアップイベント。2015年に武雄温泉楼門の創建100周年を記念して始まりました。

 11回目となる2025年は、市内8か所の会場でそれぞれ趣向を凝らした演出が施され、観光名所が日中とはまた異なる神秘的な表情に彩られます。

 チームラボのアート空間を体感できる「御船山楽園」や、武雄温泉のシンボル「武雄温泉楼門」をはじめ、日本庭園「慧洲園」や武雄神社などが会場となります。今年は新たに竹灯篭のあかりの道を歩いて、星空を満喫できる夜のサウナ施設「OND PARK」がラインナップに加わり、より一層賑やかなイベントになりそう。お散歩しながらあかりの作品を楽しんで。

 市内宿泊者限定の無料周遊バスも運行するので、サイトをチェックしよう。

会期:2025年7月18日(金)~11月3日(月・祝)
※ライトアップの期間や時間は、会場によって異なります。

武雄のあかりめぐり(たけおのあかりめぐり)

所在地 佐賀県武雄市各所
http://www.takeo-kk.net/season/summer.html

◆むつかけ体験

 「むつかけ」とは、干潮時に干潟の上で活動するムツゴロウに針をかけて捕る有明海の伝統漁法。潟スキーを使い、長めの竿で一本釣りするもので、「道の駅鹿島」にて体験できます。

 有明海は干満の差が最大で6メートルにもなり、これは日本一の規模。干潮時には全国の干潟面積の約4割に相当する広大な干潟が現れ、巣穴からムツゴロウが這い出し、飛んだり跳ねたり活動を始めます。

 有明海にはムツゴロウのほかにも多種多様な生き物が生息しているので、ここでしか見られない珍しい生き物に出会えることも。

 現在むつかけ師は数名しかおらず、この体験ができるのも世界中で道の駅鹿島のみ。体験時間はおよそ3〜4時間。ぜひ有明海の自然と伝統漁法の魅力を感じてみてください。

 体験は3日前までに予約が必要で、予約状況によっては予約ができないこともあります。体験しようと決めたら、すぐに予約をするのがベターです。

体験期間:7月~10月

むつかけ体験(むつかけたいけん)

所在地 佐賀県鹿島市大字音成甲4427-6 道の駅 鹿島
https://michinoekikashima.jp/main/1679.html

2024.07.11(木)
文=CREA編集部