【DAY.3】
1日のはじまりは玉手箱モーニングから「Ryokan 浦島」
![玉手箱のような2段重ねの重箱で供される和の朝食。(C)Ryokan 浦島。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/8/1280wm/img_a84eedddd3a6af2408dfa91cc4b0c5ca124537.jpg)
「Ryokan 浦島」の朝食は、和食か洋食を選べるスタイルで、重箱で供される和食メニューを選択。ふたを開けると、何から食べていいのか迷ってしまうほどの品数にワクワクします。松林に囲まれた空間でいただく滋味豊かな朝食は、旅の最終日のモチベーションアップに!
![和の朝食には、佐渡産の食材がふんだんに詰められています。(C)Ryokan 浦島。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/3/1280wm/img_73d856ea09e2ad88132571cb5c234e02139449.jpg)
おいしい朝ごはんからスタートの3日目は、見ごろを迎えている花々を鑑賞するため、岩ユリの群生地で知られる「藻浦崎公園」を目指します。
花の名所を訪ね、岩ユリの群生地「藻浦崎公園」へ
![ユリ科では珍しく、空に向かって花が咲く岩ユリ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/2/1280wm/img_32a146a8f18e9ffbf7b2bc3593f854d3210605.jpg)
佐渡島では、6月になると外海府海岸や小木半島を中心とした海岸線で岩ユリが花ざかり。岩ユリは、その名のとおり岩場に生えているオレンジ色のユリです。相川北片辺にある「藻浦崎公園」で見られる岩ユリは、群生地なので一見の価値あり。あえて厳しい環境に身を置き、鮮やかな花を元気よく咲かせる姿は、逞しい生命力を感じさせ、ちょっぴり勇気もいただけます。
![岩ユリの奥に見える岩は、龍王大明神が鎮座する藻浦崎。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/0/1280wm/img_90c129243ec22d90c6d0ae2383a9a654294883.jpg)
![花束のように、いくつかの株がまとまって咲きます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/9/1280wm/img_d92482447b15dabffd7b200b421569ed223843.jpg)
![ゴツゴツとした岩場に咲いていることを感じさせないくらい、凜として映える岩ユリ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/f/1280wm/img_df125ec67e557bf14fec3373dbf277b9256967.jpg)
![こんもりとまとまって花をつけるシャリンバイも満開でした。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/a/1280wm/img_5a495ef3cac762e5f81fadfc4784f146170825.jpg)
![周辺には、小ぶりながらも鮮やかな黄色の花が目をひくミヤコグサも。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/d/1280wm/img_ed6bdb01a072820060feb7f5f5f31342130310.jpg)
藻浦崎公園
所在地 新潟県佐渡市貝塚581-1
佐渡島の海岸沿いでは、トベラの白い花も真っ盛り。ミツバチや大きなハチ、さまざまな蝶もこの花が大好きなようで、花の香りに誘われてたくさん集まっていました。まさに花の島、佐渡。海岸近くの道路脇を歩くと、多種多様な花の光景に出合うことができます。バスでのんびり余韻に浸りながら、帰路へ。
![ちょうどアオスジアゲハとクマバチが蜜を求めて集まっていたトベラ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/8/1280wm/img_787d380e1082dca889e7014749138745256251.jpg)
![小さく可憐な花をつけたノイバラは、ほのかに甘い香りが。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/0/1280wm/img_8097c951ad5ecb4d99862ddbf410df60237758.jpg)
![黄色いフジとも呼ばれるジャケツイバラも海岸沿いで黄色の花を咲かしていました。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/f/1280wm/img_dfa240b1908c3479c621bd0155e07652306233.jpg)
2024.06.23(日)
文=大嶋律子(giraffe)
写真=釜谷洋史