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◆台湾パイナップルタルトのパフェ

一方、2024年5~6月に提供されているのが、「台湾パイナップルタルトのパフェ」です。グラスの上には、パイナップルのココナッツのソルベ、生クリームを合わせたカスタードクリームとともに、フレッシュな台湾パイナップルをこんもりのせたタルトが!
大胆なスタイルに驚かされ、一瞬で心を掴まれてしまいます。それでいて味わいも食感も軽やかかつ繊細で、パイナップルのジューシーさとトロピカルな香りが口いっぱいに弾けます。

そこに清々しさを添えるのが、グラスの真ん中に配された大葉のアイスクリームです。「パイナップルにバジルを合わせることは多いのですが、少し遊び心を加えてさわやかさのある大葉にしました。バジルよりも香りがやわらかく、今回の構成にはバランスよくマッチしていると思います」 と、三浦さん。
そして、まわりに散りばめられたメレンゲと大麦のパフのキャラメリゼの軽快な歯触りと香ばしさがアクセントを添え、ハチミツを加えたパイナップルのロティがフレッシュとは異なる食感と力強い風味を主張。

生クリームを合わせたカスタードクリームが出合い、タルトを思わせるニュアンスを漂わせます。最後は、軽やかなライチのムースとフレッシュなパイナップル、ミントティーのジュレのさわやかなハーモニーとともに。蒸し暑さを感じるこの季節にぴったりのひと品となっています。
いずれのパフェもワイングラスの形状を生かし、上部と中との二重構成になっているのが特徴的。
「グラスの上の部分をはずして別々に食べたり、崩して一緒に食べたり、お好みのスタイルで楽しんでいただければと思います。パーツがすべて混じり合っているのではなくて、好きなところを好きなように食べていただけるのが、このパフェのいいところ。「DRAQUIRE」の料理のコンセプトとも共通しています」と、三浦さん。

通常サイズのパフェのほかに、ミニサイズのパフェもあり、6月からパスタやパフェランチコースの提供もスタート。落ち着いた雰囲気の店内にはテラス席もあり、鎌倉散策の合間にゆったりとした時間を過ごせそうです。
パフェテリア リリア

所在地 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-6-28 LAMP雪ノ下2C
電話番号 0467-55-9342
営業時間 11:00~17:00(L.O.16:30)
定休日 不定休。営業日は主に火曜、木曜。インスタグラムで告知
instagram @lelia_parfait

名作パフェ図鑑
2024.06.09(日)
文=瀬戸理恵子
写真=鈴木七絵