この記事の連載
【7月】のっけて、食べる #1
【7月】のっけて、食べる #2
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のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。
きょうの当番は、しらいさん。
※本記事は、再公開したものです(初出:2022年7月22日)
vol.8 うなぎと香味野菜のっけ出汁茶漬け
![うなぎと香味野菜のっけ出汁茶漬け。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/c/1280wm/img_9c40f58e2b324c0e2f92d3419a07cee5156019.jpg)
2022年の夏の土用の丑の日は2回。7月23日(一の丑)と8月4日(二の丑)。丑の日が近づくと実家の魚屋から父が作ったうなぎの蒲焼きが届きます。
実家にいたときはそのまま蒲焼丼にして食べるのが当たり前でした。でも、今から数十年前、名古屋で初めてひつまぶしを食べたとき、あまりのおいしさに雷に打たれたような衝撃を受けました。
うなぎとわさびと葱、この組み合わせでこんなに味が変わるなんて! そして、うなぎのお茶漬けがこんなにおいしいなんて!
と、いうわけで、それ以来、実家からうなぎの蒲焼きが届いたら、半分はノーマルに蒲焼丼、そして残りは細切りにして、わさびをのっけて、出汁茶漬けにします。夏なので大葉とみょうがも一緒に。
■材料(1人分)
・うなぎの蒲焼き:1切れ
・大葉千切り:1枚
・万能葱小口切り:少々
・みょうが輪切り:1/2個
・わさび:適量
・ごはん:好きなだけ
・出汁:1カップ
・塩:少々
■作り方
(1) うなぎは1センチ幅程度の細切りにし、ごはんにのせる。
(2) 大葉、万能葱、みょうが、わさびをのせ、温かい出汁をかけて頂く。
このときの出汁はなるべく丁寧にひきましょう。昆布と鰹節で。折角のおいしいうなぎのためには、手間を惜しんではなりませぬ。
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
のっけて、食べる
のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。
2024.07.22(月)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔