料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、フードライター・白央篤司さんの金言&レシピ。
どんなものであれ、作ろうと思ったそのこと自体が尊い。今晩はひと品、作ってみませんか?
小松菜を使ってみよう
![お手頃価格が嬉しい小松菜。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/7/1280wm/img_6723870c4d978f077dd2d3e421a558fa130321.jpg)
今回のテーマは「小松菜を使ってみよう」です。
食材の値上がりが続く中、小松菜は手頃な値段をキープしてくれているありがたい存在。カルシウムやたんぱく質も含む、緑黄色野菜のひとつです。アクが少なく、いろんな料理に合わせやすいのもいいところ。
「使ったことがない」という人も多いようなので、今回のコラムをきっかけに身近な存在にしてみませんか。
「罪悪感撲滅」シリーズらしく、レトルトなどに「ちょい足し」してみようという提案から始めていきたいと思います。
食感をよみがえらせるには?
![買ってきたばかりの小松菜。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/6/1280wm/img_e6bd4cac1cf07de7511f02317e15c0c3130720.jpg)
まずは、買ってきたら最初にやってほしいこと。
冷水に20分ほど浸けましょう。全体が浸からなくてもいいです。こうすることでシャキッとした、よい食感がよみがえります。
![使うときは根本を切り落とす。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/5/1280wm/img_7593f208bb2b63a65f29db309544b38f102950.jpg)
使うときは根本のところを切り落とします。内側に土が残っていることもあるので、水で洗って、水気をよく切ってから調理します。
レトルトにちょい足しで栄養バランスアップ
![細かく刻んで水を加えてレンジで加熱。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/4/1280wm/img_940774fe5cbbfb4cbeb22a4c3211dcde136032.jpg)
最初は「ちょい足し」から。小松菜ひと株を6~7ミリ幅に刻んで、レンジ可の容器に「水 小さじ1」と一緒に入れて、500Wで1分ほど加熱しておきましょう。
これでもう、あれこれちょい足しできます。
![トマトクリームのレトルトスープに小松菜をちょい足し。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/4/1280wm/img_a4839cee7b17a573a51f6e38276a03fd174233.jpg)
カップスープやレトルトスープ、レトルト春雨やインスタントラーメン、あるいはチャーハンやパスタにと、広く加えられますよ。こんなことでも栄養バランスはよりよい方向に整えられます。
写真はトマトクリームのレトルトスープ。よく合いました。ポタージュ系やミネストローネに加えるのもいいですね。あるいは、カップ味噌汁に足すのでも。
2024.05.22(水)
文・撮影=白央篤司