あのシーン、私の周りの女性たちには大好評で。奥野くんが裸で立つ後ろ姿があったじゃない? あれを見て「格好いい!」「惚れました!」って言う人が続出。
さすがアイスホッケー(※奥野さんの特技)で鍛えた肉体! 奥野くんは女性キラーだなと思いました(笑)。
でもあのシーンも含めて、第7話は奥野くんの独壇場でしたよね。弟とはいえ、虎永にあそこまで言う人が、それまで登場していないじゃない。だから、もうハラハラドキドキの展開なんだけど、その脚本を見事に演じきって。もう「あっぱれ!」って感じでしたよ。
ブレない「日本の文化や価値観をきちんと伝えたい」
奥野 脚本がすごいですよね。原作の雰囲気を尊重しながらも新たなエピソードを加えたり、よりエンターテイメイント性を高めながら全てうまく繋がっていて。絶妙の脚本だなと。しかも日本の文化や価値観をきちんと伝えたいという大前提は全くブレなくて。
洞口 新しいオリジナル作品を作っている楽しさが、画面からも迸(ほとばし)っていましたよね。
奥野 本当にお芝居をしてても楽しかったです。
洞口 それにしても、本当に第7話は奥野回!と呼んでいいほど、素晴らしくて。ぜひ、あの驚異をみなさんにも見てもらいたいですね。
洞口依子/ヘアメイク=増田加奈、衣裳:Edwina Hörl(エドウィナホール)
奥野瑛太/ヘアメイク=光野ひとみ、スタイリスト=清水奈緒美
〈「いつ行ってもいらっしゃる」「何を聞いても答えてくれる」 大ヒットのハリウッド製作ドラマで<真田広之>が現場の心を掴むまで〉へ続く
2024.05.10(金)
文=林田順子