この記事の連載
- imaseインタビュー #1
- imaseインタビュー #2
3年前に音楽を始め、翌年にはオリジナル曲をTikTokへ投稿。その様子がすぐにユニバーサル・ミュージックの目に留まり、半年後にはメジャーデビューを果たした奇才のアーティストimase。軽やかな曲調と高い声音は若年層を中心に人気となり、CMタイアップソングやドラマ・映画の主題歌なども多数務めています。2022年に発表した「NIGHT DANCER」は韓国配信サイト「Melon」総合チャート93位を記録し、J-POP初のTOP100入り(最高位は17位)。その音楽が及ぼす影響は国内に留まりません。
2024年5月15日にはファン待望の1st Alubm『凡才』をリリースするimase。アルバムに込めた思いや楽曲を制作する日々について聞きました。
「凡才なりの戦い方」は自分の1つのアイデンティティ
――1st Alubm『凡才』に込めた思いを教えて下さい。
imase 僕が音楽を始めたのは20歳のころで、それまでは専門的に学んだことはありませんでした。そんな僕の音楽をたくさんの人に曲を聞いてもらうにはどうしたらいいのかを考え続けてきたんです。ピアノやギターが弾けるわけじゃない、ある意味「凡才なりの戦い方」というか。それが今の自分にとって1つのアイデンティティなんじゃないのかなと思って『凡才』というタイトルにしました。
加えて、ダブルミーニングとして、海外でも人気のある「盆栽」とかけているんです。国内外問わず、このアルバムをいろんな人に聞いてもらえたら嬉しいです。
――アルバムのタイトル案を最初に伝えた相手は誰ですか?
imase スタッフさんたちですね。みんなから「いいね」という反応をもらえましたし、自分の中でも腑に落ちるものになりました。ただ、漢字はいろんなパターンを考えましたね。ダブルミーニングが伝わりやすいようにローマ字にしたり、「凡祭」という当て字にしたり。結局は「凡才」の文字にパンチがある気がして決めました。
――アルバムジャケットはかわいらしいテイストに仕上がってます。テーマを教えてください。
imase アルバムジャケットはダブルミーニングの雰囲気を強くしたかったので、「盆栽」のイメージが伝わるようにお願いしました。
2024.05.15(水)
文=ゆきどっぐ
写真=平松市聖
ヘアメイク=向井大輔