天秤座
9月23日~10月23日生まれ
何かと身辺が慌ただしく、浮足立ったような状況が続いた昨年に比べ、2024年は静かな幕開けです。意識的に人づき合いを減らし、積極的に自分の世界にこもると、幸運の扉が開きます。
昨年の間に起こった人間関係のすれ違いやモメ事は、多分あなたにも原因があります。自分がどうしたいかではなく、相手が何を望んでいるかを見抜く洞察力を身につければ、摩擦はおのずと減るし、視野も広がります。そのためにも2024年は人間関係を少し狭めたほうが、実り多く過ごせます。
また1月下旬に大きな星が動くと、天秤座の家族運によい変化がもたらされます。今まで親や兄弟の存在が、無意識にあなたの活動にブレーキをかけていなかったか。「どうせ理解し合えない」と、勝手に話し合いを避けていた人もいるはずです。家族に歩み寄り、自分が育った環境のよい面を見直すことで、子ども時代のトラウマが解消される人もいるでしょう。
2024年は集中力に恵まれます。仕事や趣味や調べ物などに没頭すると、精神的なエネルギーの高まりを感じることができます。何事も広く浅くではなく、“深くハマる”ことで、内側からわき起こる至福の喜びを経験できるでしょう。
仕事やキャリアに関しては、あまり振るわない時期です。華やかな脚光を浴びる人の陰で、黙々と与えられた仕事をこなす日々ですが、6月以降に幸運期がやってきます。前半は淡々と日々が過ぎていくようで、実は見えないところで大きな変化が起こりつつあります。ある場所やテーマに強く惹きつけられたら、流れに身を任せてみましょう。この先仕事をしていく上で、何か確信めいたものを見つけられそうな時期だと言っておきましょう。
愛情面ではパンドラの箱を開けるべきか、恋には縁のない地味な生活を送るか、選択はあなたの手に。自ら行動を起こさなければ大きな進展はないし、じっとしていれば不運に見舞われることもない時期だからです。まず4月は決断のとき。先に進むかどうかが問われます。生身の恋愛よりも「推し活」に励むのもありです。
2024年後半にやってくる幸運期を楽しみに、前半はあなた自身の器を満たすことに専念してください。一人の人間として成長できれば、後に訪れる幸運期がより充実したものになるでしょう。
2024.01.10(水)
文=岡本翔子
イラストレーション=INEMOUSE