2024年6月公開の入江悠監督作『あんのこと』への稲垣吾郎、日本を代表する個性派俳優・佐藤二朗らの出演が発表された。
注目の若手俳優・河合優実が演じる主人公は、機能不全の家庭に生まれ、虐待の末にドラッグに溺れる少女・杏。佐藤二朗は、ドラッグに溺れていた杏を救おうとする人情味あふれる型破りな刑事・多々羅を演じる。
「人は誰かと繋がり生きていく権利を持っている」
『半世界』や『窓辺にて』、『正欲』などで主演を務めてきた稲垣吾郎が演じるのは、正義感と友情に揺れるジャーナリスト・桐野。多々羅と親交がありつつも彼の裏の顔を暴こうとする。
出演にあたって稲垣は
「最初にシナリオをいただいた時に受けた動揺を今も忘れられません。人は生まれながらに誰かと繋がり生きていく権利を持っている。その思いを信じて作品に参加させていただきました。杏の声がどうか皆様の心に届きますように」
とコメントを寄せている。
早見あかりらの出演も発表
さらにそのほかのキャストも公開。杏の母親・春海役を濱口竜介監督作『PASSION』や『偶然と想像』の河井青葉、杏の祖母・恵美子役を名バイプレイヤー・広岡由里子、杏の隣人で幼い赤ん坊の母親・三隅紗良役を、話題作『シン・ウルトラマン』や『ミンナのウタ』出演の早見あかりがそれぞれ演じている。
『あんのこと』は2024年6月7日(金)新宿武蔵野館、丸の内TOEI、池袋シネマ・ロサほか全国公開。
監督・脚本:入江悠/出演:河合優実、佐藤二朗、稲垣吾郎、河井青葉、広岡由里子、早見あかり/製作:木下グループ、鈍牛倶楽部/制作プロダクション:コギトワークス/配給:キノフィルムズ/PG12
2023.12.31(日)
文=週刊文春CINEMAオンライン編集部