2023年1~12月にCREA WEBで反響の大きかった記事ベスト7を発表します。旅部門の第1位は、こちら!(初公開日 2023年1月17日)。
今こそ行きたい、春の絶景
休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春。
47都道府県の観光のプロがセレクトした、その地に息づく素晴らしい春の景色をまとめてご紹介します。この先の旅の参考にどうぞ!
今回は近畿エリア篇です。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
◆三重県
桑名のたけのこ
桑名市は東海地方でも有数のたけのこの産地。例年2月上旬頃からたけのこが旬の時期を迎える。
「かつては東海道の宿場町であり、木曽三川の河口部に位置する桑名市。名産の蛤を生み出す川の恵みは、たけのこの生産に適した粘土質の土壌をも育み、たけのこは桑名市の隠れた名産となっています。
桑名のたけのこは柔らかく甘みがあり、えぐみが少ないと評判です。春のシーズンに開催されるたけのこ狩り体験で新鮮なものを手に入れることができます」(三重県観光連盟公式サイト「観光三重」PR担当)
桑名のたけのこ(くわなのたけのこ)
所在地 三重県桑名市
https://www.ja-miekita.or.jp/agri/product/
◆滋賀県
近江米の水田
近江米は、滋賀県(近江国)で生産されるお米のこと。昔から「米どころ」として名を馳せる滋賀県では、各地で多くの水田を目にすることができる。
「澄んだ空気や水、肥沃な土壌など、自然環境に恵まれた滋賀県で育った近江米は、本当においしいです。
5月上旬に見られる田植え後の水田は、まるで大きな鏡のよう。『水田に雲が映る』ただそれだけですが、昔から変わらない美しい風景です」(びわこビジターズビューロー)
近江米の水田(おうみまいのすいでん)
所在地 滋賀県東近江市
◆京都府
三室戸寺のつつじ
宇治市の山間に佇む三室戸寺は、創建から1,000年以上の歴史を誇る名刹。境内を彩る四季折々の花々が美しく、宇治屈指の花寺としても有名だ。
春に見ごろを迎えるのは、桜とつつじ。三重塔にかかるソメイヨシノや、庭園内の枝垂れ桜、茶屋付近の八重桜など、美しい桜を満喫できる。
さらにすばらしいのは、関西の寺院でナンバーワンの規模を誇るつつじの庭園。約2万株のカラフルな花が咲き広がる様子は圧巻で、京都のつつじの名所として「つつじ寺」とも呼ばれている。
例年、ゴールデンウィーク前後が満開の時期。華やかな花々に囲まれて、春の彩りを楽しもう。
三室戸寺のつつじ(みむろとじのつつじ)
所在地 京都府宇治市莵道滋賀谷21
つつじ園の開園期間 2023年4月22日(土)~5月14日(日)
時間 8:30~15:40
拝観料 大人 1,000円、小人 500円
https://www.mimurotoji.com/
◆大阪府
大阪まいしまシーサイドパークのネモフィラ
大阪市の人工島・舞洲にある大阪まいしまシーサイドパークは、美しいネモフィラの景観が楽しめる公園。
毎年4月上旬~5月上旬頃、ネモフィラが見ごろを迎える時期に合わせて「ネモフィラ祭り」が開催され、Instagramフォトコンテストなどが行われる。
約4.4ヘクタールの広大な敷地で見られるネモフィラの数は、約100万株と関西で最大規模。大阪湾を背景にたくさんのネモフィラが咲き誇り、丘一面が鮮やかなプラチナブルーに染め上げられる。
また、園内には桜並木やチューリップ畑もあり、ネモフィラとコラボレーションした色とりどり景色が眺められる。
2023年ネモフィラ祭り開催期間:2023年4月7日(金)〜5月7日(日)
大阪まいしまシーサイドパークのネモフィラ(おおさかまいしまシーサイドパークのネモフィラ)
所在地 大阪府大阪市此花区北港緑地2丁目
https://seasidepark.maishima.com/
2024.01.08(月)
文=CREA編集部