――素朴な疑問なんですが、コラムの内容を考える時とラジオのフリートークの内容を考える時って、感覚は近いんですか?

 

酒井 コラムのほうが自由度は高いかもしれないですね。フリートークは隣に平子さんがいたり、他の相手がいるんで、興味あるように話さなきゃって。でも、コラムはマジでそんなこと考えてないですから。

やばたんとの初デート

――個人的にラジオにおける酒井さんの特徴だと思っているのが、ラジオで女性と話す時の自然な雰囲気なんです。以前、奥様の矢端(名結)さんがインタビューで「ずっと知り合いだったお兄ちゃんみたいな感じ」とおっしゃっていたんですけど、いつもお相手の女性が凄くリラックスされているように感じるんですよね。

酒井 ラジオだから、いつも自然に話してほしいなと思ってはいますね。それがたぶんなめられたりする要因でもあるんですけど。やばたん(矢端の愛称)がそう言ってたんですね。この間、弓木ちゃんも言ってたなあ。

――最近で言うと、『沈黙の金曜日』で弓木さんと2人だけで放送した回(2023年10月6日放送)やSBSラジオの『日曜ヒマするあなたに送る ヌンヌンヌーン!』で新人の杉本真子アナが初参加された回(10月8日放送)でもそれを感じました。

酒井 意外とリアルはそんなことないんですけどね。リアルだとあの感じは出ないかもしれない。たぶんファンみたいな目線もあるんだよなあ。弓木ちゃんにも、やばたんにもそうだったと思うんですけど。

――相手がリラックスして雑談っぽくなるから、リスナー側からすると、どこか盗み聞きしているような雰囲気になります。しかも、酒井さんは結婚されているんで絶対にそんなことはないんですけど、なぜか“男と女”の空気感も漂ってくるという。

酒井 それを失ったら終わりですから。雄ではありますよ、いつだって。

――文章になったらヤバい発言ですね(笑)。

酒井 温度感は伝わらないかなあ(笑)。でも、やばたんとも最初はラジオを一緒にやっているだけの関係だったんですけど、2人で初めて飯を食いに行った時、「なんかいつもと違う」って感じました。ラジオであんだけ喋っているのに、僕はいつもの感じ出せないし、やばたんも全然違うじゃんって、変な緊張感あったなあ。

「あの人、ハンパじゃないですよね」“ラジオスター”アルコ&ピース酒井健太(40)も絶賛する「75歳・トークの達人」の正体〉へ続く

2023.11.17(金)
文=村上謙三久