15分で作る晩ごはん
「主菜+副菜+ごはんと味噌汁」とパターン化することで、どんなときもキッチンに立って「お米を研いでごはんを炊く」→「鍋にだしパックと水を入れて火にかけ味噌汁を作りはじめる」→「フライパンで炒めものをする」……とルーティン通り身体を動かせば、1日中動き回って疲れていても、なんとなく本調子が出ない日も、食卓に料理を出せます。たとえば下の写真のような感じで、時間も手間もかかりませんが、ラクしていることが家族にもバレません(笑)。
いつものごはんを食べて、お風呂に入って寝て起きたらすっかり元気が回復するので、平日は同じサイクルで過ごすことを心がけています。
そうはいっても15分は短いですよね。秘訣は食材選びにあります。「皮をむかなくていい」葉野菜、「袋を開けたらそのまま使える」なめこや麩、「包丁を使わなくていい」もやし、こま切れ肉などカットされた肉、「グリルで焼くだけ」の魚の干物など、いかに手間がかからず扱いやすいかという視点で食材を選んでみてください。
キムチや塩昆布など、調味料いらずで味が決まる食材も時短になります。
【主菜+副菜+ごはんと味噌汁】
【主菜】金目鯛の干物:グリルで10分焼く。
【副菜】野菜炒め:ベーコン、キャベツ、ニラを菜種油で炒めて、塩こしょうを振り、溶き卵を回し入れる。
【味噌汁の具】うずまき麩と半調理で刻んでおいた青ネギ。
【主菜】麻婆豆腐:豚ひき肉を菜種油で炒めてから、半調理でみじん切りしておいた白ネギと食べやすい大きさに切った豆腐を入れて炒め、市販のタレを合わせる。
【副菜】半調理で茹でておいたほうれん草を、鰹節と醤油でいただく。
【味噌汁の具】しめじと細切りした大根。
【主菜】豚キムチ:豚のこま切れ肉を菜種油で炒めてから、もやし、キムチ、ニラを入れて炒め、溶き卵を回し入れる。
【副菜】洗って水を切ったリーフレタスに、ツナ缶を入れ、塩こしょうと塩麹ドレッシング(塩麹2:オリーブオイル1:甘酢1)でいただく。
【味噌汁の具】豚キムチで余ったニラと溶き卵。
疲れている日のために「お助け食材」をストック
それもできないくらいしんどい日のために用意している「お助け食材」は、冷凍の刺身用サクや、焼きそば、袋麺のラーメンです。
2023.11.15(水)
筆者=マキ
撮影=杉山秀樹