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2023年10月、ANAの成田ーパース直行便が再就航し、ぐっと行きやすくなったオーストラリア・西オーストラリア州。オーストラリア大陸の西側にあり、その広さは日本の7倍もあります。広大でときにびっくりさせられるような自然、ポップカルチャー、シーフードをはじめとするグルメや、かわいいクオッカワラビーも!
多彩な表情を見せてくれるパースとその周辺の旅。ホリデーシーズンのオーストラリアは夏ですから、寒い日本を飛び出して、夢みたいな景色を眺めて、体験してみませんか?
シリーズ#01はパースで今、必ずやりたい、楽しいアクティビティを紹介します!
◆マタガラップ・ブリッジ ジップ+クライム
まずご紹介したいのが、コロナ禍中に誕生した、オーストラリアならではのダイナミックすぎるアクティビティ。
マタガラップ・ブリッジはパースの中心を流れるスワン川にかかる歩行者専用の吊り橋として2018年に完成。世界規模のスポーツイベントやコンサートが開かれるオプタススタジアムへのアクセスがよくなったと同時に、白鳥と黒鳥をモチーフにした美しいシルエットが夜にはライトアップされ、夜景のシンボルのひとつになっています。
2021年から始まった「マタガラップ・ブリッジ ジップ+クライム」は、その美しい橋に登る「クライム」、さらには橋の頂上からスワン川の上に張られたワイヤーロープを、滑車につかまってすべりおりる「ジップライン」の、2つのアクティビティです。
高さ72メートルの橋を自分の足で登る
では、さっそくアクティビティの内容をご紹介しましょう。
「ジップライン」「クライム」ともに、ひとつ間違えれば大事故につながる可能性があるので、しっかりと説明を受け、注意事項を読みましょう。
動きやすい服装にハーネスをつけたら出発です。持って行けるのは携帯電話1台とハンカチ1枚のみで、残りは「ジップ+クライム」のオフィスのロッカーに預けます。
ガイドさんが直前まで説明(英語がわからなくても、納得するまで教えてくれます)してくれるので安心して!
さっそくスタート!「クライム」も「ジップライン」もまずは自分の足を使って72メートルの橋の頂上まで登ります。
ただ階段を上るのではなく、傾斜もいろいろ、狭いところをくぐり抜けたり、景色が開けたりと、本当の山登りのような「クライム」なのも楽しいです。
足元に注意しながらも進んでいくと、前後左右に壮大な景色が広がり始めるのが爽快。ただし、写真は決められた場所でしか撮影できません。
多くの難所を乗り越え、中間地点でも達成感があります。
2023.11.26(日)
文=CREA編集部
撮影=鈴木七絵