この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年12月3日)

» きのうのレシピ「カツオの酢味噌丼」


vol.142 新潟版タレカツのっけ丼

 昨日の白央さんのカツオのマヨネーズ酢味噌のっけ、こんな食べ方あったなんて!! わたしのカツオメモに刻んでおきます。

 さて、vol.84で福井県のソースカツのっけ丼をご紹介しましたが、今回は私の故郷、新潟県のタレカツのっけ丼です。両者、見た目はほぼ変わりなし。ですが、味つけは全然違います。

 福井はソース、新潟は醤油ベース。でもどちらも炊き立ての真っ白なお米に合うんですよね。さすがコシヒカリ県(ちなみに福井県はコシヒカリ発祥の地です)!

 今回は豚ヒレ肉を叩いて平たくして揚げました。本場は豚モモ肉ですが、私はヒレ推しで。

■材料(1人分)

・豚ヒレ肉(ヒレカツ用またはブロックでも):150g
・塩、こしょう:少々
・小麦粉:適量
・卵:1/2個
・パン粉:適量
・揚げ油:適量
・ごはん:適量

タレ
・酒:大さじ4
・醤油:大さじ2
・砂糖(あればざらめ):25g

■作り方

(1) 小さめの鍋にタレの材料を入れて中火で熱し、沸騰したらよく混ぜて砂糖をとかし、火をとめる。

(2) 豚ヒレ肉は2センチ幅に切り分け、肉たたきなどで叩いて平たく広げ、塩、こしょうをまぶす。溶き卵は水少々を入れて混ぜる。小麦粉、卵液、パン粉の順にまぶす。フライパンに2センチほど油を入れて中温(180度)に熱し、2分ほど揚げて取り出す。

(3) カツを(1)のたれにくぐらせ、炊きたてのごはんにのせる。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.12.03(日)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔