押し入れを有効活用して和室をモダンに大改造
「押し入れの収納は、襖を外してカーテンにするだけでガラリと印象が変わります」と、和室の収納コーディネートのコツを教えてくれました。「カーテンにすると押し入れを一気に開けることができ、どこに何があるかがすぐにわかります。収納グッズを使えば、ハンガーにかけたまま洋服を片付けられるクローゼットに早変わり。キャスターを付ければ取り出すのも簡単です。押し入れの奥はもちろん、天袋までフル活用できます。押し入れのサイズをきちんと測っておき、ぴったりなサイズの収納アイテムを見つけてください」。
和室にはナチュラルな家具が合うのだそう。コーディネートのポイントは素材をできるだけ揃えること。「押し入れの中の収納グッズは、引出タイプや吊りタイプなど写真のようにいくつか種類が混ざっていると、他の家具とのバランスもよくなりますね。和室だからと諦めないで、インテリアの可能性を探ってみてください」。
(左)ALGOT フレーム ロッド付き ホワイト ¥1190
(右)ALGOT フレーム/メッシュバスケット4個/トップシェルフ ホワイト ¥3580
【インテリアデザイナー 安東史絵さんからのメッセージ】
世界に300店舗ほどあるイケアは、ほとんどの商品が万国共通。というのも人間の基本行動は変わらないから。けれども、同じ商品であっても使い方が国や地域によって異なるのが面白いところ。このローカル性を大事にすべく、店舗がある地域に住む家を訪問して、どういった暮らしをしているのかリサーチをしたうえでルームセットを考えているんですよ。お店のなかを歩いているうちに、きっとどこかに自分にフィットする部屋が見つかるはず。洋服を選ぶように部屋もコーディネートを楽しんでいただけたらうれしいです。
IKEA船橋
JR京葉線・武蔵野線 南船橋駅のすぐ目の前にあり、電車でのアクセスが抜群。店舗面積だけで約2万3000平方メートルもあり、カフェスタイルのフードコートのほか、しっかりした食事がいただけるイケアレストラン、スウェーデンフードマーケットなどもあり、ショッピングだけではない楽しみが満載。
2013.12.28(土)
中村昌代=文
三宅史郎=写真