待ちに待った、旅して家族や仲間と賑やかに楽しめる夏がやってきました!

 海外旅行もいいけれど、日本には四季の移り変わりを感じられる風景が数多く存在しています。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、今こそ夏休みの旅行の参考に。私たちを待っている夏色の景色をお楽しみください!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆世羅高原農場「ひまわりまつり」

 四季折々の花を楽しめる地域として有名な世羅町。なかでも世羅高原エリアにある「世羅高原農場」では、15万平方メートルもの広大な敷地に咲く季節の花々を観賞できる。

 夏に園内を彩るのは、黄金色に輝くひまわりの花。八重咲きの「東北八重」や、1株から100輪もの花をつける「サンフィニティ」といった珍しいひまわりが見られ、合計50品種約110万本の花々が、西日本最大規模となる6万5,000平方メートルの畑に咲き誇る。

 また、見ごろの時期には「ひまわりまつり」が開催され、ひまわり畑につくられた「ひまわり迷路」や「花摘み体験」「夏らしい風鈴の絵付け体験」などのイベントも楽しめる。

見ごろの時期:8月上旬~中旬
ひまわりまつりの開催期間:2023年7月29日(土)~8月20日(日)※予定

世羅高原農場「ひまわりまつり」(せらこうげんのうじょう「ひまわりまつり」)

所在地 広島県世羅郡世羅町別迫1124-11
https://dive-hiroshima.com/events/events-29101/

◆三次の鵜飼

 「三次の鵜飼」は、広島県を代表する夏の風物詩。潜水して魚を捕まえる鵜の習性を利用した伝統漁法で、「広島県無形民俗文化財」に認定。「古事記」や「万葉集」にも登場する歴史ある漁法だ。

 鵜匠は伝統に倣い、烏帽子に腰蓑装束を纏い、木造の「ささ舟」に乗って漁を行う。7メートルもの手縄をさばき、8羽の鵜を操る様は匠の技。遊覧船はささ舟と並走するため、鵜匠の姿や鵜の泳ぎを間近から眺められる。

 約450年の歴史と伝統を誇る優雅な歴史絵巻を、ぜひご覧いただきたい。

開催期間:2023年6月1日(木)~9月10日(日)

三次の鵜飼(みよしのうかい)

所在地 広島県三次市 十日市親水公園内鵜飼乗船場
https://www.miyoshi-dmo.jp/ukai2023-lp/

2023.07.07(金)
文=佐藤由樹
協力=ひろしま公式観光サイトDive!Hiroshima