ーー応募してからは何をしましたか。
阿部 まずは、ゴルフ焼けが気になりましたね。みんなの応募写真と見比べていたら「焼けてるな」って思ったのと、とりあえず、手袋焼けと靴下焼けが凄かったので、それを消さなきゃって。その次に、ちょっと線が太いなとも感じるようになって、水着審査もあるから痩せようと。応募してから千葉代表の審査の間の3、4ヶ月で12キロ減量しました。
ーーゴルフをやっていたことが、体型などにも影響していたのでしょうか。
阿部 ゴルフをやると、どうしても下半身に筋肉が付いちゃうんですよね。なので、見た目のバランスも変えなきゃいけないなって。
まず、食べるものを180度ぐらい変えましたね。「炭水化物、炭水化物」だったのを、いきなり「たんぱく質、たんぱく質」にするという感じ。
ゴルフをやっていたときに炭水化物を多く採っていたのは、持久力維持のためでもあったのですが、疲労を取るためにも欠かせなかったんです。だから、お米をすごい食べていたんですけど、それを鶏のささみ、豆腐とか、たんぱく質中心にしました。
ゴルフ焼けは、一度全身を日焼けさせて、肌の色を均一化させることで、なんとか。
ーーメイクなどもガラリと変わるわけですか。
阿部 それまでは「日焼け止めを塗って終わり」程度だったので、まったくメイクのことがわからない状態でスタートしました。道具の種類から使い方まで、イチから教えてもらって「こういうのがあるんだ」って。でも、自分が変わっていくのは楽しかったですね。
ーーミス・ユニバースは世界規模の大会ですから、メンタル面でも試される場面が多そうです。ゴルフに打ち込んできたことが活きたことは?
阿部 めちゃくちゃ活きました。ゴルフがあってユニバースに挑んだので、考え方からすべてが活きましたね。ストイックにやっていけるとか、ポジティブに考えられるとか。千葉代表の審査中は、ホテルに2週間泊まり込みで、一歩も外に出ないでトレーニングしたりするんです。
2023.06.12(月)
文=平田裕介