#273 Kota Kinabalu
コタキナバル(マレーシア)
![毎日繰り返されることなのに、サンセットはどうして、こう胸に響くのでしょうね? コタキナバルの人々も一日の終わりはビーチへ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/1/1280wm/img_f1ff4d8a6d1b4ff3ab20a8361cd6a2cb104457.jpg)
前回、コタキナバルの新ビーチスポット、ディナワン島をご紹介しましたが、今回はローカル向けのビーチと地元メシをご案内。
コタキナバルでの過ごし方といえば、ゴルフやビーチリゾート、ちょっと足を延ばしてトゥンク アブドゥル ラーマン海洋公園、あるいはキナバル山登頂やオランウータンを見るための前後泊といったところでしょうか。
こうした観光向けスポットでは、“素”のローカルとなかなか触れ合えません。地元の人との交流は、旅の醍醐味のひとつ。素通りしたままではちょっともったいないです。
たとえばコタキナバルの中心地から約6キロに位置するタンジュン アル ビーチ。ここはビーチ1、ビーチ2、ビーチ3の3つの浜が約5キロにわたり続いています。
街から一番遠くにあるビーチ3は、コタキナバル国際空港のちょうど前。緩やかに弧を描くビーチには、パラソルも露店もありません。化粧っけのない素顔のビーチという感じ。
![ビーチ3は屋台も何もない、素朴なビーチ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/1/1280wm/img_212af37a33e04dcbad7daa41ec831e72108972.jpg)
まるで近所の公園で憩うように、スマホで写真を撮り合うトゥドゥン(スカーフ)姿のムスリムの女の子たち、波打ち際にしゃがんで水遊びをしている子供たち、ゴザを敷いてくつろぐカップルやファミリーなど、思い思いに過ごしています。2~3月のモンスーンシーズンになると、波が立ち、ここにサーファーも加わるそうです。
2023.05.06(土)
文・撮影=古関千恵子