この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

» きのうのレシピ「山菜の天ぷらのっけうどん」


vol.243 たらの芽と筍のあんかけ丼

たらの芽と筍のあんかけ丼。
たらの芽と筍のあんかけ丼。

 春の山菜の中でも人気の高い、たらの芽。天ぷらでおなじみですが、私は炒めものに加えるのも好きです。淡い色味を活かしたいので、できれば薄口醤油を使ってください。

■材料(1人分)

・たらの芽:40g程度
・筍(水煮):50g
・カニ風味かまぼこ:30g
・にんにく:2スライス
・サラダ油:小さじ1
・塩:少々
・ごはん:1膳分

A(よく溶いておく)
・薄口醤油:小さじ2
・オイスターソース:小さじ1
・酒:大さじ1
・片栗粉:小さじ1
・水:50ml

■作り方

(1) たらの芽は、下の部分の茶色い皮をむき取る。かたいところがあれば包丁で切り取る。筍は小さめのひと口大に切る。にんにくはみじん切りにする。

(2) フライパンに油をひいて中火にかけ、にんにくを加えて香りが出たら、たらの芽、筍を加えて塩少々で軽く炒める。

(3) カニ風味かまぼこ、Aを加えて1分30秒程度煮る。ごはんを器に盛り、のっける。

 昨日のしらいさんコメント、山菜は使うのためらっていると「いつの間にかなくなっちゃう」というの、ホントですね。旬のものは見かけたときが買いどき。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.03.14(火)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔