ベストバイはどれ?

 以上のように、ワットチェッカーとしての機能はほぼ共通でありながら、どれも少しずつ違いがあることが分かります。

 今回の3製品からベストバイを選ぶならば、機能の豊富さや見やすさを勘案して、サンワサプライの「TAP-TST8N」でしょう。とはいえ、ひとつのボタンで全情報をコンパクトに見られるELPA「EC-05EB」も優秀ですし、リーベックス「ET30D」は電気代の小数点以下が登録できないマイナスはありながらも、1000円台で入手できる安さは光ります。

 なお今回は取り上げていませんが、最近はスマホから電源のオン・オフを操作できる「スマートプラグ」と呼ばれる製品にも、電力チェッカー機能が付属した製品があり、そちらはスマホアプリによるグラフ表示にも対応しています。長期にわたってデータを蓄積したり、変化を目で見えるようにしたければ、こうした製品も併せてチェックするとよいでしょう。

2023.03.01(水)
文=山口真弘