台湾産の商品が豊富に揃う
とっておきのお土産スポット
台湾の人たちの間でも「MUJI」という呼び名で親しまれている「無印良品」。台湾には2004年に進出し、今や台湾各地に58店舗を構えるほどの人気を博しています。
ここ数年は台湾限定商品が増えており、なかでも食品は台湾産が約4割を占めるとのこと。お土産探しにもぴったりです。
![ご当地産商品を見つけるのが楽しい、台湾の無印良品。パッケージに繁体字の標記しかない場合は台湾産です。柱の棚にはミニラーメンがずらりと並べられています。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/4/1280wm/img_54f4b91c496bdb72f2b72f8c928c5581627214.jpg)
商品企画室の王慧貞さんによれば、日本からの搬送コストや賞味期限の問題、台湾側の食品輸入の規制などにより、台湾での生産に力を入れるようになったそうです。
漢方茶や鉄観音茶味のポップコーン、東方美人茶味のゴーフル、最近では季節限定の台湾茶を用いたチョコレートなども登場しています。また、日本と同じ商品ながら、日本とは異なるフレーバーのものもあります。例えば、日本ではチキン味などが売られているミニラーメンには、柚子塩味やピリ辛味などがあります。
![「良品市場」のコーナーも気になるものが盛りだくさん。アイスコーナーには台湾産のフルーツを用いたものもあります。乳化剤の成分が少ないので、さっぱりした味わいです。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/c/1280wm/img_2ce26f43e91eebf356d1fc04f14de3b3618702.jpg)
独自に開発したオリジナル商品は、原料の調達から生産管理までをすべて無印良品が請け負っています。そのほか、「良品市場」というセレクト商品のコーナーもあり、優良メーカーや農協などから仕入れた商品が並んでいます。生産履歴のわかる生鮮食品から加工食品、調味料やドリンク、菓子などもあります。
王さんによれば、良品市場の商品の中で売り上げがよく、品質が安定しているものは、無印良品のオリジナル商品としてリリースすることもあるそうです。「消費者の方に優れた農産品や食品などを届けたい」という考えのもと、今後も積極的に新商品の開発を進めていくとのこと。ますます楽しみが増えそうです。
![左側は鍋のスープ、右側はクラフトビールの棚。ビールにはライチ味やハイビスカス味、グァバ味など、台湾らしさを感じられるものが並んでいます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/5/1280wm/img_35a720d023775868c3a292e0c6779ff2636804.jpg)
今回、取材でお邪魔したのはMRT劍南路駅に近い「美麗華百樂園」内の店舗。敷地面積は700坪という台北市内最大のお店です。そのほかにも市内各地に店舗があるので、観光のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
![環境保護にも熱心に取り組んでおり、無料で水を提供するコーナーも。再生ガラスを利用したボトルも販売しています。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/1/1280wm/img_013b952e3d565ae033e3fa8249a9e95a488442.jpg)
次ページからはおすすめの商品を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
2023.03.02(木)
文・撮影=片倉真理