めったに見られない昔ながらの新窯焚きを公開

有田焼の歴史が始まったのは、17世紀初頭のこと。豊臣秀吉による朝鮮出兵の際、九州に連れてこられた陶工たちが有田の泉山において陶石を発見し、日本で初めてとなる磁器を焼いた

 11月20日(水)から24日(日)までの5日間、有田焼で知られる佐賀県有田町では、「食と器でおもてなし」をテーマに、「第9回秋の有田陶磁器まつり」を開催する。

 今年は、新たな催しとして「炎の響演 薪窯めぐり」が加わった。これは、400年にわたり歴史と伝統を守り続けてきた5つの窯元が、この陶磁器まつりに合わせ、新窯焚きを公開するというもの。

 参加するのは、今右衛門窯、柿右衛門窯、源右衛門窯、しん窯、深川製磁。熟練の職人による炎の芸術や煙突から立ち上る煙は、まさに有田ならではの風景である。

 また、同じく初めての試みとして、「有田を日本一の楽しいカフェ町にするプロジェクト」も開催。町内の窯元やギャラリー、陶磁器店など、60以上のお店にカフェコーナーが登場する。

 昔懐かしいカフェや占いカフェなど、いずれ劣らぬ個性にあふれた和みスポットの数々が、茶菓を用意してあなたを待つ。これに合わせ、「有田カフェスタンプラリー」も実施されるのというからなお楽しみだ。有田の秋を愛でながら、ゆったりとカフェ巡りするのはいかが?

<次のページ> 九州各地の地元グルメやゆるキャラたちが有田に大集合!

2013.11.16(土)