この記事の連載

 2023年の「G7サミット」の開催地に決まり、注目を集めている広島県。そこで今回は、広島の新たな名物になりそうなグルメや、まだまだ知らなかった歴史、絶景などをスポットごとに全6回に分けてご紹介します。

 第4回となる今回は、瀬戸内海へ。2020年夏に就航したばかりの観光型高速クルーザー「SEA SPICA 」で、瀬戸内の島々を周遊します!

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 今回は、「グランドプリンスホテル広島」の桟橋を出発し、三原港まで向かう「瀬戸内しまたびライン」の「東向きコース スタンダードプラン 『SEA SPICA お手軽乗船プラン』 日帰り」(所要時間約4時間30分、各プランの詳細はHPへ)に乗船してきました。

 瀬戸内しまたびラインは瀬戸内の中でも特に風光明媚なエリアを巡るルート。クルーズならではの風景を堪能できるだけでなく、立ち寄り先の島の人々とのふれあいも魅力のコースです。

 出航は朝8時半過ぎ。昨晩宿泊したグランドプリンスホテル広島のすぐ近くにある桟橋から、いざ、出発!

 船内に入ってまず感じたのは「思っていた観光船と違う!」ということ。開放的な雰囲気の船内は、ソファやテーブルなどインテリアの一つひとつにも配慮が行き届いていることがわかります。

 特注のソファ型座席を設計したり、各席にテーブルやドリンクホルダーを設置するなど、快適な船旅のためにさまざまな趣向が凝らされています。

 1階席の座席の両際は、窓側に向かって3度傾いている造りになっていて、自然な体勢で景色を眺めることができます。

 船内には、特産品やドリンクの売店「スピカウンター」があります。 オリジナルのトートバッグやレモンケーキなどがありましたが、私が購入したのはこちら。

 乗船記念にもなる「御船印」(500円)と、瀬戸内海汽船マスコットキャラクターのバッジ(3種、各210円)です。御船印は寺社仏閣でもらえる「御朱印」の船バージョンのことで、全国各地の船会社や海洋博物館が独自に発行しているそう。2021年4月に日本旅客船協会の公認事業としてスタートしたものだそうですが、こういうものがあると旅がより楽しくなりますよね。

 船内を探索した後は、瀬戸内海の風を満喫できる2階展望デッキ「スピカテラス」へ。デッキチェアが置かれ、潮風を感じながら瀬戸内海の景観美を堪能できます。

 出発してしばらくすると「瀬戸内しまたびライン」の見どころのひとつである、呉港を中心とする呉湾一帯が見えてきました。呉はかつて、世界最大の戦艦「大和」を建造した場所。東洋一の軍港と呼ばれていたそうです。

 現在は海上自衛隊呉基地が設置され、潜水艦や護衛艦など多くの自衛艦の様子を間近で見ることができます。シースピカではコンシェルジュの方が、窓から見える島や橋、軍艦について丁寧に説明してくるのでより理解が深まります。

2022.12.10(土)
文・撮影=根津香菜子