秋といえば“食欲の秋”を連想する人も少なくないはず。そんな“食欲の秋”派のみなさんには、読んでいるだけでお腹が鳴ってしまう“飯テロ”漫画がおすすめ。

 熱々のごはんに、湯気が立ち込める味噌汁、香ばしく焼かれた魚などなど……。丹精込めて作られた料理が描かれる飯テロ漫画は、一度目に焼き付けたが最後、食欲が満たされるまでごはんのことで頭がいっぱいになってしまうことも。

 そこで、今回は“食欲の秋”に読みたい飯テロ漫画を描く漫画家を5名紹介していきます。

美麗なグルメイラストが圧巻すぎ!

◆蟻子(@go_antz)

 Twitterのフォロワー数が1.3万を超える蟻子(@go_antz)さんは、自宅で作りたくなる飯テロ漫画をいくつも投稿。特に2022年8月5日に投稿された『夫婦がカツオの漬け丼をつくって食べる話』は、2.6万以上の“いいね”を獲得し大きな話題に。

 この話は、Webメディア「マトグロッソ」で連載している在宅夫婦のごはんづくりを描く『盛りつけ上手な円山さん』の一編であり、夫婦が揃ってカツオの漬け丼を作ろうとします。

 赤とピンクの色合いがバランスよく描かれたカツオは、イラストなのに活きのよさが伝わってくるほど。酒、しょうゆ、みりんでひと煮立ちさせたものに、卵黄を加えた漬け汁へとカツオを漬け込むこと3時間。たれがねっとりと絡められたカツオは、まるで宝石のような輝きを放ち……。

 その後、ごはんに新玉ねぎやカイワレ、海苔を盛り付け、たれが染み込んだカツオを乗せ、仕上げに胡麻を振りかけて完成。てりっとしたコクが出た絶品のカツオは、どんどんお米が進む味わいだそうで、非常に食欲をそそられます!

 蟻子さんのグルメ漫画は、読者も真似しやすいレシピが多いので、自炊ビギナーでもチャレンジしたくなるはず。

2022.11.20(日)
文=文月(A4studio)