秋の深まりと共に空気が澄み、紅葉の彩りがいっそう鮮やかに感じられるシーズン。四季のある日本だからこそ、自然の移ろいを感じられ、その土地でしか見ることのできない絶景を愛でることができます。

 そこで47都道府県の観光のプロがセレクトした、その地に息づく素晴らしい秋の景色をまとめてご紹介します。この先の旅の参考にどうぞ!

 今回は、四国エリアの絶景&風物詩をまとめてリストアップ!

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。

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◆愛媛県

隈研吾設計・亀老山展望台の夕景

 サイクリングロードとして人気のある「しまなみ海道」内の、大島にある亀老山展望公園。標高307.8メートルの位置には建築家・隈研吾氏の設計による展望台があり、ここから望む瀬戸内のパノラマ風景は素晴らしく、夕方には秋色の展望を堪能できる。

「展望台からの眺望はしまなみ海道随一といわれ、海に沈む夕日や、定期的にライトアップされる来島海峡大橋を望むことができます。

 建物自体は地中に配され、その上に樹木を植えて外からは見えない造りにすることで、自然景観が守られています。その複雑なデザインは、建築界から高い評価を得ています」(愛媛県公式観光サイト「いよ観ネット」スタッフ)

見ごろの時期:10月~11月

亀老山展望公園から眺める夕景(きろうさんてんぼうこうえんからながめるゆうけい)

所在地 愛媛県今治市吉海町南浦487-4
https://www.iyokannet.jp/spot/191

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◆香川県

塩江温泉

 塩江温泉は、「高松の奥座敷」として親しまれる県内最古の温泉郷。阿讃山麓の大自然に包まれた山間にあり、岩部八幡神社の大イチョウや不動の滝、内場池といった紅葉の名所が点在している。

「塩江温泉郷は、約1,300年前の奈良時代に僧・行基によって発見され、弘法大師空海が湯治の地として伝えたという由緒正しき温泉郷です。

 自然に囲まれた山中にあり、秋には色づいたイチョウやもみじが紅葉を楽しむことができます」(香川県観光協会公式サイト「うどん県旅ネット」)

見ごろの時期:11月上中旬

塩江温泉(しおのえおんせん)

所在地 香川県高松市塩江町安原上東
https://www.shionoe.jp/festival/maple.html

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◆高知県

UFOライン(瓶ヶ森林道)

 石鎚山系の尾根沿いを約27キロメートルにわたり、標高1,300~1,700メートルの高度を縫うように続くUFOライン。天空へと続く絶景ドライブコースとして人気があり、秋には眼下に広がる山々の紅葉が楽しめる。

「もともと『雄峰ライン』と呼ばれていましたが、UFOの目撃情報が多いという噂から、UFOラインと呼ばれるようになったと言われています。

 『天空の道』とも呼ばれる絶景ドライブロードでは、視界を遮るものがないため、瀬戸内海や太平洋を一望できます。

 数年前に、車のテレビCMで人気俳優さんが歌いながらドライブしていた道が、このUFOラインです」(高知県観光コンベンション協会プロモーション担当)

見ごろの時期:10月中旬ごろ ※11月下旬~4月中旬までは冬季閉鎖されます。

UFOライン(瓶ヶ森林道)( UFOラインかめがもりりんどう)

所在地 高知県吾川郡いの町寺川 町道瓶ケ森線(伊野ICより、車で約1時間30分)

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◆徳島県

藍よしのがわトロッコ

 藍よしのがわトロッコは、JR四国の観光列車。春と秋に運転する季節列車で、ガイドによる阿波の歴史や文化を聞きながら、吉野川沿線の旅を楽しめる。

「吉野川が育んだ、深く鮮やかな色合いの『阿波藍』。藍で富を築いた藍商人により花開いたとされる『阿波おどり』をはじめ、徳島の文化や沿線の歴史、地元の食といったこの地の魅力を、吉野川に吹き抜ける風を感じながら満喫できるトロッコ列車です。

 秋運転では、沿線の色づいた山々の景観もお楽しみいただけます。秋の行楽シーズンに鉄道の旅はいかがでしょうか」(徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」)

見ごろの時期:2022年9月10日(土)~11月27日(日)土日祝運転

藍よしのがわトロッコ(あいよしのがわトロッコ)

所在地 JR四国 徳島線「徳島駅」~「阿波池田駅」
※トロッコ乗車区間は「石井駅」~「阿波池田駅」間
https://www.awanavi.jp/spot/36131.html

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