料理、焚火、登山、カヌー……サブスク別荘でできること

 スマートロックを開錠して室内に足を踏み入れると、まず高さ4メートルもの開口部から、豊かな森の光景が。入口すぐのダイニングテーブルには、花切狭と空の花瓶が置かれ、自然との接点がさりげなく演出されています。

「お皿や調味料などの調理器具一式と、焚火用の薪や着火剤(有料)も完備しています。しかし拠点はすべて無人運営で、ホテルのようなサービスは提供していません。非日常ではなく、日常の延長としてSANUでの暮らしを楽しんでいただきたいと考えています」(同前)

 その狙い通り、多くの利用者が平日も連泊利用するなどして多拠点生活を実現。キャビンはすべて同じデザインのため、どの拠点を利用しても「家に帰ってきた」ような、ホッとする感覚を得られるようになっています。

「スーパーや道の駅でその地の食材を調達して、料理も楽しんでいただけるように、SANUの拠点は人里離れた奥地ではなく、町からほど近い立地に作られています。ソムリエが監修したSANUオススメのナチュラルワイン(有料)も用意されているので、家族と焚火を囲みながらワインや料理を楽しんでいただけます」(同前)

 週末には子ども向けのロッククライミング体験イベントや、地元の方と交流できる花火大会が開かれ、釣りやカヌーも自由自在に楽しめるという。滞在者からは「心身ともにヘルシーになる」という声も。自然と都市を行き来する、心地よいライフスタイルに身を浸したい。

※月~木の宿泊は、月会費5.5万円を払っていれば宿泊費は0円。金~日、祝、祝前日は1泊1部屋あたり5,500円、年末年始・クリスマス、ゴールデンウィーク、お盆等の夏季休暇、シルバーウィークなどのピークシーズンは1泊1部屋あたり16,500円の宿泊費がかかります。

※いずれの場合も清掃料金3,300円(1滞在あたり)が別途かかります。

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2022.10.30(日)
文=CREA編集部
写真=平松市聖