2022年10月25日(火)19:50(20:01:21 日食)に、月は新月となります。

 約29.5日かけて天の12星座をゆっくりと巡る月は、蠍座に入座しています。

 この時期に、どんな風に過ごすのがよいか、西洋占星術研究家の岡本翔子先生がアドバイスしてくれます。

興味あることを深く掘り下げる

 この「MOONBOOK 2022」を使い始めてから約1年が過ぎ、2度目の蠍座の新月が巡ってきました。

 この新月は部分日食を伴うので、いつにも増してパワフルです(残念ながら日本では観測できません)。

 蠍座の新月は、とても神秘的。見えないはずのもの、人の思惑や心の動き、物事の背後に潜むものなどを見通す洞察力を授けてくれます。

 この新月には、物事の核心を見抜く力があります。興味のあることを深く掘り下げてみると、得るものが多いでしょう。

 この新月に対し、蠍座を運行する金星が合(0度)、山羊座の冥王星がワイドなスクエア(90度)を形成。

 過去の恋愛がもたらしたトラウマと向き合い、自分自身を解放するきっかけが掴めるかもしれません。

 正確な新月の日時は、太陽も月も西の地平線から沈んだ後です。

 新月の日の夜空の美しさは格別です。

 星空を見上げて深呼吸すると、ある考えや言葉がストンと胸に落ちてくるかもしれません。

 寝る前に、あなたの夢や目標を書き記してみましょう。

〈『MOONBOOK 2022』(MdN)より〉

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岡本翔子 (おかもと しょうこ)

占星術家。ロンドンにある英国占星術協会で心理学をベースにした占星術を学ぶ。CREAでは創刊号から星占いを担当。月に関する著作・翻訳も多く、月の満ち欠けを記した手帳『MOONBOOK』は、17年続くロングセラーに。モロッコへの造詣が深く、砂漠で月や星を眺めるのがライフワーク。月と美容、ボディケア、料理などを絡めた記事も好評を博している。

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