それから、どうしても物が捨てられない人には、「リコマース宅配買取サービス」という不用品を引き取ってくれるサービスをおすすめしています。なぜかというと、「リコマース」は申し込みの段階で引き取りに来てもらう日時を設定しなければいけないんですよ。当日になって宅配業者に「ごめんなさい」と謝って帰ってもらうのはやっぱり忍びないので、予約した日時までに段ボールに不用品を詰めることができる。この方法なら皆さん成功されますね。
究極、片付けられなくても死なない
中島 片づけができない人は、原因を自分のだらしなさに求めます。特に女性はそうですね。男性の場合は散らかっていても「仕事を頑張ってる証拠だね」と解釈されたり、「そんな細かいことはどうでもいい」と思ってもらえるんですけど、女性の場合はどんなに仕事ができても、ハードな生活をしていても、部屋が汚いとそれだけでダメと烙印を押されがちです。片付けられない悩みには、そういったジェンダー的な要素も絡んでくるんですよね。
――どうしても片付けられない人は、そういった悩みとどう折り合いをつけていけばいいのでしょうか。
中島 優先順位を見極めることですよね。引き出しの中の下着がキレイに畳まれている必要はなくて、清潔に保たれているということが最優先ですよね。次に、できればあまり皺のないシャツを着ていたい、とかね。自分の中で優先順位の高いものから、徐々に手をつけていけたらいいですよね。
身なりがギリギリ整って外に出てられればオッケーぐらいの感じで。究極、片付けられなくても死にませんから(笑)。
仕事になかなか手をつけられない人は「高いフラペチーノを頼むべき」? “先延ばしグセ”を回避する意外なヒント へ続く
2022.09.05(月)
文=「文春オンライン」編集部