北欧スタイルの焚き火に挑戦!
【STEP1】薪割りをする
薪にも種類があり、キャンプ場などでは広葉樹と針葉樹にわけて販売されています。値段や量でどちらかを選ぶという人もいますが、広葉樹は火持ちがよく、針葉樹はよく燃えるので、両方入手して使い分けるのがおすすめです。
焚き火をうまくやるコツは、小割りにした薪をたくさん用意すること。販売されている薪は厚さ6センチ程度のものがほとんどなので、まず薪割りから始めましょう。
薪割りは、「バトニング」というテクニックを使うと、安全に割ることができます。
バトニングは、木材などを使って斧やナイフの背をたたいて薪を割る方法で、初心者でも簡単にできます。
斧の場合、刃がしっかり刺さるように木材を使って斧の背を軽く2~3度たたきます。刃が地面に対し水平に刺さり、固定されればOKです。
7割ぐらいまで斧が入ると薪が割れやすくなるので、刃を動かして自然に割れるか確認を。
バトニングを利用すれば、ナイフで薪を割ることも。ナイフの先端が下がらないように水平を保ちながら、ナイフの刃の背をたたきます。
番外編ですが、薪割りにはこんな画期的な道具も!
「キンドリングクラッカー」は、ニュージーランドの少女が、母親が薪割りでケガをしないように考案した道具で、刃物を握ることなく簡単に薪が割れます。
薪をリングの中に通すと、上向きの刃にあたる構造になっていて、ハンマーなどでたたくだけでOK。子供や力の弱い人でも安全に薪割りができる優れものです。
2022.08.17(水)
文=田辺千菊(Choki!)
撮影=深野未季