宿にすべてをお任せして、地のものを堪能したい。
お酒もペアリングなら、なお嬉しい! 頭の中は空にしてお腹は満たす。グルメ温泉宿へご案内。
四季の旬をこだわりの器で堪能できる喜び
●妙見石原荘[鹿児島/妙見温泉]
![霧島の自然に抱かれ、たたずまいまで端正。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/f/1280wm/img_4feb3b406a389ec8ec1bb44dfd39c76b142791.jpg)
野の花が咲き乱れる1万坪の敷地内に7本の源泉があり、そのうち4本からの湯を加水も貯槽もせず、空気にも触れさせずに自然そのままの状態で浴槽に引いているという妙見石原荘。
![霧島火山帯の恵みの源泉をかけ流しで引いている露天風呂付客室「石蔵」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/4/1280wm/img_24aa5c8a2577c02763a14fb0e27a0f27181660.jpg)
露天風呂付客室「石蔵」をはじめとする多彩な客室も趣深く、温泉好きなら誰もが憧れる宿の一つだが、鹿児島の旬な食材を生かした懐石料理もまたゲストを惹きつけてやまない。
![旬の食材をふんだんに使い、鹿児島の四季を五感で味わえる妙見石原荘の料理。青もみじなど野趣溢れるあしらいも美しい。芸術品のように美しい繊細な懐石料理。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/e/1280wm/img_1ee1680bb98d8347a57609b3d6857466117004.jpg)
厳選した素材、熟練の技、繊細な盛り付けと、すべてにおいて高い評価を得ている妙見石原荘の料理を支えているのは、3つの“こころ”だ。
地元の鮎や山菜など四季折々の恵みの味や力を存分に引き出す「食のこころ」。妙見石原荘の料理に合う作家の器を全国から探して用意するという「器のこころ」。そして、天然素材を使用し、モダンなデザインを取り入れつつも心地よさにこだわった「空間のこころ」。
3つのもてなしの心が磨き上げた日本屈指の名料理旅館の味を、鄙なる天降川のほとりまで訪ねて行きたい。
![全国各地から探し出している器を愛でるのも楽しみのひとつ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/5/1280wm/img_a5148f38dfb31c4872e65b9efc285be7180976.jpg)
妙見石原荘
所在地 鹿児島県霧島市隼人町嘉例川4376
電話番号 0995-77-2111
宿泊料金
◆1室1名利用時の1名最低料金 1泊2食付き (平日)38,000円~(休前日)55,000円~(すべて入湯税別)
◆1室2名利用時の1名最低料金 1泊2食付き (平日)25,000円~(休前日)30,000円~(すべて入湯税別)
ひとり対応 通年
客室数 18室
食事 夕:食事処(個室あり)・部屋/朝:食事処(個室あり)・部屋
チェックイン 15:00(一部客室14:00)/チェックアウト 11:00
アクセス JR隼人駅よりバスまたはタクシーで約15分、鹿児島空港よりバスで約25分(シャトルタクシー送迎あり、要予約・別料金)
https://www.m-ishiharaso.com/
●Wi-Fiあり
※宿泊料金、料理などは、季節により変更になる場合があります。
※データは2022年5月24日現在のものです。
※1室1名利用時の1名最低料金、1室2名利用時の1名最低料金はいずれも1泊2食付き(税・サービス料込み価格、入湯税は別)を基本とします。
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
温泉とごはん。何も考えずに味わう幸せ
2022.06.23(木)
Text=Yuko Harigae(giraffe)
CREA 2022年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
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