「健気でありながら芯が通っており、なおかつ新垣結衣が演じることで、視聴者から圧倒的な支持を集めそうなキャラクター。自分も、まんまとその魅力にしびれまくっている一人です」(60・男性)

「捨てられながらも、一途に頼朝を愛する女の性が興味深い」(72・男性)

「自分勝手でわがままなお姫様なのにどこか憎めなくていじらしくて切ない。全部頼朝(大泉)が悪い!」(62・女性)

 

4位 源義経(菅田将暉)

 菅田将暉が演じ、「当たり役」との呼び声が高いのが、頼朝の生き別れの弟である義経。破天荒でトラブルメーカーな性格ですが、戦場では天才軍師としてその能力を発揮します。従来は、冷静沈着な悲劇の武将として描かれがちだった義経役ですが、汚い手も平気で使うまったく新しい義経像に「新鮮!」との声が殺到。

「勢いと活力に溢れて役柄を見事に超越して、引きつける力のある俳優さん。自分の策が使われることなく戦が解決した時に、策を練り説明するのに使った砂の山を崩して悔しがるシーンは若さと無謀さがあるけれど、姉に甘えるなどコロコロと表情が変わり、良い味を出して刺激を与えてくれます」(40・女性)

「菅田将暉さんの演技に引き込まれました。屈託のない笑顔、負けず嫌いな芯の強さ、協調性の無い無謀な振る舞い…と毎回ハラハラしながら見ています」(57・女性)

「これまで美化されがちであった一方、実は史実は、という否定的評とに分かれていた人物であったのを、演者の力量を信じて生かし、見事な統合性をもたせ、現代だからこそ説得力のある、危うさも魅力的なキャラクターに仕上げられている」(66・女性)

「今まで感じていた源義経像とは随分ちがっていて、びっくり!! 新鮮です。美化された義経ではなくやんちゃで人間臭い描かれ方に、『おっ!』という新鮮な印象で視聴しています」(80・女性)

「登場時の『顔、顔!』という朗らかキャラクターを見て、本当にこんな人ではという気がしました」(53・女性)

2022.05.15(日)
文=「文春オンライン」特集班