アウトドアブランドのLOGOSが満を持して送る『外ごはん本』! 7組の料理人がLOGOSのギアを使ってアウトドアレシピを披露する本書から、とっておきのレシピをご紹介。合言葉は「失敗も思い出」です。


ワインの良き相棒に 「カツオの藁焼き」

 藁を燻した煙が立ち上がれば、気分は上々。

 稲藁さえ手に入れば、カツオの藁焼きが初めてでも簡単につくれる!

 赤玉ねぎにトマトとアンチョビのソースをたっぷりかければ、カツオの酸味と藁の香りが引き立ち、ワインの良き相棒に!

  使用ギアは「LOGOS the ピラミッドTAKIBI XL・コンプリートDX」、レシピ考案は「焚き火イタリアンfalò」樫村仁尊さんです。

◆材料(3~4人分)

・カツオ……1サク
・トマトソース
  トマト(5mm角に切る)……2個
  アンチョビペースト……8g
  オリーブオイル……適量
・赤玉ねぎ(薄切り)……適量
・イタリアンパセリ(ざく切り)……適量
・塩……適量
・オリーブオイル……適量
・稲藁(※)……適量

※ ネット通販で購入可。無農薬、天日干しのものを選ぶ。

◆作り方

(1) トマトソースをつくる。トマトとアンチョビペースト、オリーブオイルをボウルに入れて、よく混ぜ合わせておく。

(2) 焼く直前にカツオに塩をふり、スキュア4本を扇形になるように打つ。

(3) 薪火の上に稲藁をひとつかみのせ、藁の煙と炎で串に刺したカツオを満遍なく炙り、藁焼きにする。稲藁がなくなったらまたひとつかみ投入。全体が燻されてこんがりしたら出来上がり。

(4) カツオを食べやすい大きさに切り分け、断面に塩をして、包丁で叩いてなじませる。皿にカツオを並べ、トマトソースと赤玉ねぎ、イタリアンパセリを散らし、オリーブオイルを回しかける。

 藁焼きはカツオを焼くのではなく、薪と藁の香りをつけるように燻す。

 「表面を焼くには火が必要ですが、香りをつけるには煙が必要。さらにいえば、薪が燃えることで火にも香りが移っているのです。だから火と煙の両方を見極めながら燻していきます」と樫村さんは言う。

 熾火に稲藁をひとつかみ、立ち上がった煙に串に刺したカツオをあてながら、稲藁がなくなったらまたひとつかみ足していく。シンプルだけど奧深い藁焼き、腕まくりしてつくる甲斐がある。

●使用したのは……
「LOGOS the ピラミッドTAKIBI XL・コンプリートDX」

耐久性の高いステンレス製焼網や頑丈な鉄物製ロストルなどのオプションパーツが揃った本格たき火台のコンプリートモデル。たき火台でありながらBBQや串焼きに対応し、優れた強度により重たいダッチオーブンをのせることも可能。組み立てが簡単で収納時は省スペース。別売りの吊り鍋料理スタンドと組み合わせれば、調理の幅がさらに広がる。

●教えてくれたのは……
「焚き火イタリアンfalò」樫村仁尊さん

1974年、東京都品川区生まれ。服部栄養専門学校を卒業後、「リストランテ アクアパッツァ」に入社。広島「マンジャペッシェ」、広尾「リストランテ アクアパッツァ」にて日高良実氏の右腕として活躍。2016年に代官山で「falò」をオープン。店の中央に配した炭火台を囲んだ寛ぎのイタリアンレストランで、店名の由来はイタリア語の焚き火。

焚き火イタリアンfalò

所在地 東京都渋谷区代官山町14-10 LUZ代官山地下1階
電話番号 03-6455-0206
営業時間 17:00~21:00(L.O.) 土日祝は15:00~
定休日 木曜 他に不定休あり

外ごはん本


定価 1980円(税込)
プレジデント社
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