今回は、スタイリング剤についてのお話です。
ドラッグストアのヘアケア用品コーナーには、沢山のメーカーの様々な物が陳列されています。
ですが、種類が多すぎる上に、違いも分かりにくい。ワックス、スプレー、ヘアクリーム、バーム、ヘアバターなど、どれを選べばイイのかよくわからない……。
そんな方々へ向けて、主要なスタイリング剤の説明をします。ざっくりと用途がわかれば、選び取るのも簡単になるはずです。
「スタイリング剤」とはなにを指す?
髪の毛に関する商品は大きく「ヘアケア用品」と「スタイリング剤」に分けられます。
「ヘアケア用品」とは、髪に関するあらゆるケア用品を指します。シャンプーやコンディショナーなど、多くの場合“お風呂場で使うもの”がこれに当たります。
「スタイリング剤」は「整髪料」とも呼ばれ、ヘアスタイルをセットするために用いるものです。髪を固める、柔らかくする、艶を出すなど、ざっくり言えば“洗面所の鏡の前で使うもの”はコチラに当たります。それらの多くは油分が主成分であるため、独特なベタついた質感になるものが多いです。
ドラッグストアに陳列されている「スタイリング剤」の主な種類としては、
ワックス、グリース、ジェル、ヘアオイル、ヘアクリーム、バーム、ムース、ミスト、スプレー
などが挙げられます。
これらは液体や固体など、質感が違い、それぞれに特性を持っています。例えば、これらを髪が固定される「セット力」で振り分けると、このようになります。
では、これらの用途を一つずつ解説しましょう。
セット力はない「洗い流さないトリートメント」「ヘアオイル」
- 洗い流さないトリートメント
ドライヤーで乾かす前に付けることで、髪の内部に浸透してトリートメント効果が得られる、「メイクの下地」のようなイメージです。ヘアケア用品としてもスタイリング剤としても利用できますが、セット力は無く、他のスタイリング剤と併用することもできます。
オイル状かクリームタイプが多く、使用すると程よいしっとり感やまとまりが出て、指通りも良くなります。
2022.04.29(金)
文=操作イトウ