“タフ”な表現方法を磨き上げた

――韓国でのデビュー直後、「ASURABALBALTA」のパフォーマンスをテレビで観たのですが、楽曲もダンスもクオリティが高くて、すごい新人が出て来た! と正直驚きました。T1419の強さは何だと思いますか?

ZERO 韓国でリリースした曲は特にパワフルで、ヒップホップをベースにダークな雰囲気もあって、ダンスも力強い振りが多いです。「ASURABALBALTA」の音源を最初に聴いたときは特に新しい感じがして、僕たちもビックリしました。どうやって表現したらいいのかなとも思いましたが、練習生のころからダンスの課題がパワフルな曲が多かったことがつながっています。

 「EXIT」という曲ではKAIRIがアクロバティックに空中を一回転する見せ場があったり、“タフ”なパフォーマンスを見せられるのはT1419の魅力。

KAIRI 練習生のころ、毎日6~7時間のダンスレッスンに加えて、2週間ごとに課題ダンスの評価があって。海外のダンサーの振り付けを見てカバーしてテストを受けるんですが、ヒップホップが強いダンスや速くてキレキレのダンスなど、色んな課題が出て表現を磨きました。

 またK-POPの先輩たちのステージを見てジェスチャーを研究するレッスンがあったり、ラップ曲を流している間にどれだけジェスチャーができるか、余裕を見せられるかとか、そんな授業も受けて来たので、僕たちはパフォーマンス面において、すごく練習してきたなという自信があります。

ZERO メンバー9人それぞれの魅力が伝わることが大事なので、先生たちも特徴や個性を引き出す歌い方やラップの仕方をアドバイスしてくれます。

 GUNWOO(ゴヌ)くんはボクシングをしてたこともあってダンスがめちゃくちゃ力強いですし、KEVIN(ケビン)くんは速い動きが得意でキレがすごかったり、そういった個々の強みを伸ばす訓練はしています。

2022.04.11(月)
文=筧 真帆
撮影=佐藤 亘