サウナ好きの女性も増え、スパや銭湯などのサウナ室も以前より人が多くなってきました。美容や健康、体質改善など様々な効果を求めてサウナにやってきているのかもしれません。

 個室サウナが続々とオープンする中、毎日、仕事や家事のタスクに追われ頑張っている女性たちが心から癒されるサウナを作りたいという想いからスタートしたサウナが誕生、モデルでフィンランド大使館公認のフィンランドサウナアンバサダーでもある美咲さんが早速体験してきました。

目指したものは明るいサウナ

 ひとり時間がより一層大切に感じられるようになった今、女性が作った女性のための個室サウナが欲しい。そんな想いから誕生したサウナが、2022年3月10日(木)に表参道に新しくオープンした会員制の女性専用サウナ「SaunaTherapy(サウナセラピー)」です。

 従来の個室サウナは照明を落とし、内装もグレーなどの落ち着いた色が多いですが、SaunaTherapyが目指したのは真逆のもの。

 ドアを開けると季節の花々が所狭しと並び、大きな窓からは自然光がたっぷりと入る、明るくて開放感のある雰囲気。エステやマッサージともまた一味違うリラックスできる空間がそこには広がっていました。

 こちらのサウナ室ではセルフロウリュができるとのこと。用意されたアロマは三種類あります。柚子や檜などがブレンドされているものもあり心地よい香りが広がります。和のテイストが入っているからなのかどれもクセがなくすっと香りが入ってくるので、迷ってしまうほど。

 一つひとつの香りをじっくり堪能しその日の気分に合わせて選んでみてください。

都心で味わう本場のサウナ

 個室サウナの醍醐味の一つは、セルフロウリュができること。

 選んだアロマは桶の水の中に入れてもらい、サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させるロウリュをすることによってアロマの香りが一気に広がり、室内の温度や湿度を上げることができます。湿度が上がることによって毛穴が開きやすく、肌に負担をかけずに発汗することが可能なので、汗をかきにくい体質の方にもぜひ一度は体験していただきたいです。

 また、置かれているサウナストーブは本場フィンランドのスモークサウナが再現できるように作られたMETOS(メトス)の「iki」というもの。ぎっしりと山積みにされたサウナストーンのおかげでアロマの香りと蒸気の対流時間が長く、最適な温度と湿度を保つことができるので無理や我慢をせずに汗をかくことができます。

 サウナ好きの人なら水風呂も気になりますよね。

 私は水風呂に入るためにサウナに入っていると言っても過言ではないくらい重要視しているわけなのですが、なんとSaunaTherapyの水風呂は天然地下水を使用しているとのこと。天然水は水温が低くても肌合がまろやかに感じるので、水風呂が苦手な方にも一味違った感覚が訪れるかもしれません。

 都内ではなかなか味わうことのできない中軟水の柔らかい水で全身を包み込まれてみてください。

2022.04.02(土)
文・撮影=美咲