休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春がやってきました。
「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年春篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。
四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく春色の景色をお楽しみください。
今回は、山形県観光物産協会が選ぶ、春の風景をご紹介します。
◆天童桜まつり 人間将棋
毎年4月下旬に2日間開催される、天童桜まつり 人間将棋。約2,000本もの桜が咲き乱れる舞鶴山山頂の会場で、大きな将棋盤の上で人が駒となる人間将棋が繰り広げられる。
「将棋の駒の産地で有名な天童市の春の一大イベントが、天童桜まつり 人間将棋。名前のとおり、人間が駒となりプロ棋士の指し手に従って巨大な盤上を動きます。
今年は観覧者数を限定して3年ぶりに開催されることになり、史上最年少で五冠を達成した藤井聡太さんが出演することが決定しています」(山形県観光物産協会)
開催日:2022年4月16日(土)・17日(日)
天童桜まつり 人間将棋(てんどうさくらまつり にんげんしょうぎ)
所在地 山形県天童市天童字城山
http://bussan-tendo.gr.jp/log/?l=510461
◆白川湖の水没林
飯豊町にある白川ダム周辺には、ダムによって形成された人造湖、白川湖がある。
「白川湖に春先の雪解け水が流れ込み、満水の時期を迎えると、そこはまるで別世界。『水没林』という春の雪解け時期だけに出現する、珍しい光景を目にすることができます。
見頃は4月中旬~5月中旬までの約1か月間。短命なその美しさは必見です」(山形県観光物産協会)
白川湖の水没林(しらかわこのすいぼつりん)
所在地 山形県飯豊町数馬218-1
https://yamagatakanko.com/attractions/detail_12486.html
2022.03.31(木)
文=CREA編集部