米島酒造で泡盛の工場見学&試飲を楽しもう
![米島酒造の泡盛4種。左から久米島 30度 720mL/星の灯 25度 720mL/美ら蛍30度 720mL/青/Blue 15度 720mL。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/3/1280wm/img_93c6a22e6ca913dddb5b23daf2957de6115528.jpg)
沖縄のお酒といえば有名なのは泡盛。きれいな湧き水が豊富な久米島は、沖縄諸島の中でも泡盛造りに最適な環境に恵まれている。
そんな久米島で創業から70年以上、泡盛を造り続けている米島酒造。沖縄県の天然記念物のクメジマボタルが生息する白瀬走川の良質な水と、手作業での製造や品質管理にこだわる家族経営の蔵元だ。
手造りゆえに大量生産が難しく、島内でそのほとんどが消費されるため、沖縄本島や県外では手に入らないものも多いという。
![米島酒造四代目の田場俊之さん。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/e/1280wm/img_ce779d5d71c8d078a7bc73f3eb6534f096307.jpg)
この伝統ある泡盛・焼酎造りを行う米島酒造では、酒造見学や試飲もできる。
まずは、泡盛が完成するまでの製造工程を見学。工場内を案内しながら説明してくれるのは、米島酒造四代目の田場俊之さん。
原料となるタイ米の入った蒸し器や発酵タンク、蒸留器などの迫力満点な機械を間近に眺めながら、泡盛ができるまでの流れを丁寧に詳しく教えてくれる。
![米島酒造の工場内を丁寧に案内してくれる田場さん。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/9/1280wm/img_e9eaa22265a824418cef6371d3cbe5a753706.jpg)
「そもそも泡盛とは?」「他の酒との違いとは?」という基本的な内容から、黒麴菌の生育やモロミ造りといった専門的な内容まで幅広い話を聞けるので、泡盛初心者から愛好家まで楽しんで見学できそうだ。
![出来上がった泡盛はタンクや甕で貯蔵。寝かせるほどに甘みが増して、口当たりがまろやかに。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/c/1280wm/img_6c556407d4b17d41aef21f15b8fb4ff6115631.jpg)
酒造見学を満喫したあとは、試飲コーナーで各種泡盛を味わってみよう。
米島酒造らしさが表現された「久米島」や、人気商品の「美ら蛍」、久米島の青い海と空をイメージした「青/blue」など、造り手から直接説明を聞きながら飲み比べ。
気に入った泡盛があれば、その場で購入することもできる。工場限定品もあるので、いろいろと試して好みの1本を見つけてみて。
米島酒造株式会社
所在地 沖縄県島尻郡久米島町大田499
電話番号 098-985-2326
https://yonesima.jp/
2022.02.18(金)
文=佐藤由樹
撮影=深野未季