2022年も引き続き、withコロナの生活を余儀なくされる毎日。以前から大きく変化した日常生活に、ストレスを感じている人は多いはず。
もしも心に疲れがたまっているなら、沖縄の離島・久米島で、誰にも気を使わず、自由に過ごしてリフレッシュ!
那覇空港から約30分。気軽にアクセスできる久米島には、女性一人でも楽しめる体験プログラムが満載だ。
自然や島人と触れ合い、食べて、遊んで、買い物をして……。島ならではの魅力を満喫すれば、きっと家を出るときよりも「笑顔」で帰ってこれるはず。
日常からちょっとだけエスケープして、疲れた自分をとことん癒やしてあげる、そんな家出旅に出てみてはいかが?
※12月上旬の取材記事になります。
ジャラネティ(鼻うがい)&ヨガで心と体を整えよう
久米島は沖縄本島の西沖に位置する離島。手つかずの自然が島全体に残されており、琉球王朝時代には「球美(くみ)の島」と称えられた、沖縄諸島の中で最も美しいといわれる楽園だ。
島は1周48キロメートルと、1日あれば歩いて観光地を回れるサイズ。しかしながら、白砂の浜や青い海といった離島ならでは光景はもちろん、雄大な自然を生かした「ここでしかできない」体験ができる。
久米島に到着したら最初に体験してほしいのが、古民家でのジャラネティ(鼻うがい)とヨガ。
沖縄県の二大名松の一つに数えられる「五枝の松」の近くに佇む古民家で、周囲に広がる豊かな自然や開放感を味わいながら、澄み切った空気の中で「心と身体を整える」ヨガを楽しめる。
講師をしてくれるのは、久米島イーフビーチホテル内トリートメントサロン「EEF Breeze」オーナー兼セラピストの上村千晴さん。
精神面から深く癒やすようなマッサージの施術やヨガレッスンに人気があり、ヨガの際に唱えるマントラ(祈り)は美しく心地がいいと評判だ。
「ジャラネティやヨガで渡航の疲れを癒やして心身をリセットすれば、久米島の大自然をよりいっそう体感できるようになりますよ」(上村さん)
上村さんのジャラネティやヨガレッスンを受けることで、「心と体と魂」が一つに調和して、本来の自分に還るような感覚に。
まず行うのは、インド伝統の浄化法の1つであるジャラネティ。ネティポット(鼻洗浄専用ポット)に入った食塩水を、身体や顔を傾けながら、片方の鼻の穴からもう片方の鼻の穴へと通していく。
鼻の粘膜に付着した汚れを浄化することで、鼻の通りがよくなり呼吸がとてもスムーズに。それにより脳が活性化され、記憶力アップにつながるといわれている。さらに思考もクリアになり、日常とはまた違った空気や島の香りをいっそう感じられるようになるそうだ。
ジャラネティで身体の洗浄が完了したら、「心と身体を整える」ヨガに挑戦しよう。
まずはアロマオイルを一滴、手のひらにのばし、香りに癒やされながらリラックス。
基本の座り方や呼吸法、ポーズの数々を一つひとつ丁寧に教えてもらいながら、身体をしっかりと伸ばしてゆく。
さわやかな風を感じながら葉の擦れる音に耳を傾け、ゆっくり流れる時間を感じる心地よさ。そんな穏やかな時間が心と身体をリセットしてくれる。
久米島の旅あそび
ヨガと呼吸法で整える、心と体
電話番号 080-6486-4255
営業時間 受付:平日9:00~17:00(土日祝日の体験実施も可) ※事前予約制
所要時間 約60分
料金 1名5,000円(税込)、2名以上の場合は1名3,500円(税込) ※現地払い
https://kanko-kumejima.com/asobi/plan/心と体を整える呼吸法ヨガ体験/
2022.02.18(金)
文=佐藤由樹
撮影=深野未季