#211 Tonaki Jima
渡名喜島(沖縄県)

渡名喜島は、沖縄に2カ所しかない重要伝統的建造物群保存地区。
もうひとつは竹富島ですが、そちらに比べて観光客の数がぐんと少なく、そのおかげか、“沖縄の原風景”をよりリアルに感じられる島です。
渡名喜島は沖縄本島の那覇から北西に約58キロ。西に久米島、北に粟国島、南東に慶良間島の島々を結ぶと、だいたい真ん中に位置します。

那覇の泊港-渡名喜島―久米島行きのフェリーを利用して約2時間。島に近付くにつれ、ギザギザとした山並みが見えてきます。
フェリーが離発着するのは、島で唯一の集落。350人弱が暮らす、日本で2番目に小さな自治体です。


2020.12.22(火)
文・撮影=古関千恵子