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 フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。今日は、花を飾ってみませんか?

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1月3日の花はセンリョウ「キミノセンリョウ」

 枯れることのない常緑の葉と、たわわに生る実が、「永遠」や「豊穣」を象徴していることから、古くから人々に好まれ、特に江戸時代には園芸ブームも重なり一大センセーションを巻き起こした植物です。

 江戸時代に人気だったのは常緑のもの。今でいう観葉植物のようなもので、葉の色や形が珍しいものは法外な値段で取引されました。

 センリョウは漢字で「千両」と書き、現在での価値に換算すると、数千万円から1億円程度といいますが、実際にそのくらいの金額で取引されたという記録が残っており、驚きます。

 よく似た植物にマンリョウ(万両)がありますが、マンリョウは実が葉の下に房のように付き、千両は葉の上に付きます。

 センリョウの品種の1つ、「キミノセンリョウ」は実が黄色く、緑とのコントラストが優しい印象です。

 お皿を2枚重ねて、その間に細かく切り分けたセンリョウを飾れば、リースのようなアレンジになります。

 リースもその形から永遠を表しているといわれ縁起のいいものですので、年の初めにピッタリです。

【センリョウの花言葉】利益、可憐、裕福、財産、恵まれた才能
【センリョウが誕生花の人】1月3日、1月11日、1月13日、12月17日、12月26日生まれ

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佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)

フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life!」連載中。

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フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。花にまつわるトピックスや飾り方などもあわせて紹介します。今日は、花を飾ってみませんか?

 

2022.01.03(月)
文=佐藤俊輔
イラスト=佐藤弘昌