22位 191P 空気階段 「プライベートがめちゃくちゃ」

 キングオブコント2021の王者が、前回100位以下から一気に22位へ。ギャンブル中毒で借金苦という“ダメ人間ぶり”を隠さない鈴木もぐら(34)と、慶應義塾大学中退で官能小説を執筆する“線の細いインテリ”水川かたまり(31)の危ういバランスが中毒性が高いと人気です。

「生活人として常識人でありながら、独自の目線で世の中を切り取り、ネタをすくいあげ、不条理というか不穏なひねりを加えたコントのオチが最高。水川かたまりさんの女装も秀逸。鈴木もぐらさんの借金が減ることを祈りつつ」(64・女性)

「今まで、だれも取り入れなかった世界観。特に電車の中のおじさんのネタは、びっくりしました。そして見たあとに温かい気持ちが残る」(60・女性)

「プライベートがめちゃくちゃなところ」(46・男性)

「ネタが面白いから。かたまりさんの顔が綺麗だから」(18・女性)

「2人ともクセが強いのににくめない。芸人になるべくしてなった感」(36・女性)

「対極にいるような二人なのに、けなしたり、馬鹿にするのではなく、お互いのダメなところを補い合うような掛け合いが好き」(44・女性)

「コントの着想はトリッキーだが、今年のキングオブコントでは王道のネタを披露して優勝した。鈴木もぐらのキャラクターがマスコットのようなポップさがあり、何とも憎めない。水川かたまりが女性キャラを演じることが増え、引き出しも増えた」(43・女性)

21位 197P ダイタク 「悪い双子漫才がたまらない」

 前回60位から大きく順位を上げた一卵性双生児コンビのダイタク。2015年から7年連続で「M-1グランプリ」の準々決勝まで勝ち上がっており、そのうち3回は準決勝に進出する超実力派。2019年からはコントでも力を発揮している。

「とにかく漫才が面白くて美しくて好きです。初めて60分漫才を見たとき、面白すぎてあっという間に終わってしまって衝撃をうけました。後輩などに権力濫用して理不尽に無茶苦茶やってる姿も面白くて、なぜか見ていて嬉しくなります」(28・女性)

2021.12.26(日)
文=「文春オンライン」特集班