自宅に人を招いてのごはん会。話したいこともいっぱい。とはいえ、どんな準備をすればいいの? 喜ばれる料理って……と迷うことばかり。
美味しいものを気楽に囲む楽しさを知る“集い上手”は、手の込んだ料理を「どうだ!」と披露する、そんな気負いとは無縁。集い上手の週末ごはんをご覧あれ! 今回はセッティングのノウハウを紹介。
観葉植物&ハーブの楽しみ方、自由自在!
伊藤維さん(フードディレクター)
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今年2月から、花屋さん&設営屋さんと3人でルームシェアを始めた伊藤維さん宅には、週末になると共通の友人が訪ねてくる。今日は食講座で知り合った3人がゲスト。「夏らしくモヒートを飲む会から考え、グリーンをテーマにしました」。
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部屋の中心を飾るのは、枝ぶりのよいゴムの木。随所に観葉植物を飾ることで「なんだかリゾートに来たみたい」とゲストの泉さん。テーブルのフラワーベースには、5種類のミントと、クレソンや紫ミズナ、パクチーやカラシ菜をたっぷり。「ファーマーズマーケットに出店しているハーブ農家さんに、事前に連絡して持ってきてもらったの」と伊藤さん。事前に作ったのはテリーヌと、モヒート用のレモンシロップだけ。ディスプレイとしても美しい食材を使って、自分たちだけの一杯、一皿を作り出す。五感で楽しむひと時だ。
2013.07.20(土)
photographs:Akira Fuji
text:Reiko Kakimoto
CREA 2013年8月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。