というわけで、麦めしの代わりは麦酒!

(という言い訳を用意して、昼からビールを楽しんでいるのですが……)

 牛たんと麦めしという黄金の組み合わせに勝るとも劣らぬ、豚肉とビール最高!

ブラッキーに牛ロース……

 今回もめちゃくちゃ楽しいぞ。すっかり勢いづいて、さらなる「じゃない方」を注文。

 牛たんに並ぶ、ねぎしの人気者・ブラッキー。

 人気のわりに、その不思議な名前の由来についてはあまり知られていませんが、雄牛の「BULL」と、牛肉を食べて幸せな気分になってもらいたいという願いを込めた「LUCKY」を組み合わせて、「BLUCKY ブラッキー」なんですよ!

 ねぎしマニアは憶えておかないとね。

 さらに牛肉メニュー、檸檬と牛ロース。

 色鮮やかなレモンが乗って、見るからにさっぱりと美味しそう。

 もはや、おひとり焼肉状態の卓上。

 会社で昇進したか、競馬で当たったか、なんらかの良いことがあった人じゃないと普通できない頼み方です。

 これこそBLUCKYな状況ということでしょうか。

 すかさずブラッキーを一口、幸せの味。

 豚+豚+牛+牛、勝者のみが味わえる贅沢空間です。

 

 檸檬と牛ロースを食べたところで、お酒はレモンサワーにチェンジ。今流行りの料理とお酒のペアリングまで楽しんでしまうという、もはや、ねぎしの王様にでもなった気分です。

牛たん気分を味わえる“強力な助っ人”

 しかし、そんな王様も、やはりまだまだ牛たんへの未練が実はあるのです。

 そこで、「じゃない方」のルールは守った上で、少しでも牛たん気分を味わおうと、強力な助っ人を注文。

 そうです、牛たんセットには欠かせない、おみ漬けと味噌なんばんの盛り合わせです。牛たんとご飯と一緒にこれをつまむのがいいんですよね。

 ということで、牛ロースにおみ漬けと味噌なんばんをトッピングして一口。

 すると不思議、いつも牛たんと一緒に食べている味が加わることで、頭の中ですっかり牛ロースが牛たんの味に変換されます。

2021.12.06(月)
文=小宮山雄飛