作家や俳優などの方々に、読むと感情が湧き上がってくる本をノンジャンルで教えてもらいました。生活に彩りを与えてくれる、ブックガイドです。
読んだ後は「どの場面やセリフに笑った?」と、誰かと話したくなるはず。
心がちょっと軽くなる10冊。
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語りの妙に笑いっぱなし
『気になる部分』
岸本佐知子 著

翻訳家の初エッセイ。
「身近で起きた出来事なのに、語りの妙で笑いっぱなし。著者を尾行して観察したいとも考えるのですが、目に映る状況は大して面白くないのかも」(三浦天紗子さん)
何気ない日々につい笑ってしまう
『たいのおかしら』
さくらももこ 著

『ちびまる子ちゃん』のさくらももこが贈る、珠玉のエッセイ集。
「すべてのエピソードが、ものすごい意外な所から球が飛んでくるという感じで、ついつい噴き出してしまいます。電車で読むのは危険」(柴田さん)
2021.10.25(月)
Text=Nozomi Nagata
Photographs=Kengo Shimizu
CREA 2021年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。